このツールについて
クラウドコスト削減率計算ツールは、最適化施策によってクラウド支出をどれだけ減らせたかを測定します。インスタンスのライトサイジング、リザーブドキャパシティの購入、アイドル状態のリソース削除、より安価なサービスへの移行などが代表的な施策です。最適化前後の料金の差額を、説明しやすい「削減率(%)」と実際の節約金額(ドル)に変換します。
使い方
現在の月額クラウドコスト(最適化前に支払っていた金額)と、新しい月額クラウドコスト(現在支払っている金額)を入力します。すると、削減率・月間の節約額(ドル)・想定される年間の節約額が瞬時に表示されます。FinOpsレポートや経営層向けのサマリー作成、最適化プロジェクトの効果説明に最適です。
計算式の解説
基本となる計算式は次のとおりです。
$$\text{削減率(%)} = \frac{\text{旧コスト} - \text{新コスト}}{\text{旧コスト}} \times 100$$
分子は毎月節約できた金額そのものです。これを元のコストで割ることで、以前の支出に対する割合(%)に正規化されます。たとえば月額10,000ドルの請求から3,500ドルを節約できた場合、削減率は35%となります。
計算例
たとえば、これまでの月額AWS請求が10,000ドルで、ライトサイジング後に6,500ドルまで下がったとします。月間の節約額は \(10{,}000 - 6{,}500 = 3{,}500\) ドル。削減率は $$3{,}500 \div 10{,}000 \times 100 = 35\%$$です。これを1年間で換算すると \(3{,}500 \times 12 = 42{,}000\) ドルの節約になります。
よくある質問
新しいコストが旧コストより高い場合は? 削減率はマイナスで表示され、節約ではなくコスト増加を意味します。
利用量の増加は考慮されますか? いいえ。本ツールは固定された2つの請求額を単純に比較します。利用量が増えるワークロードの場合は、合計金額ではなく正規化した単価(リクエスト単価やユーザー単価)で比較することをおすすめします。
なぜ年間の節約額を表示するのですか? 月額の数字だけでは経営層にとって小さく見えがちです。12倍して年換算すると、最適化プロジェクトのインパクトがはるかに伝わりやすくなります。