MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

成績係数(COP)
3
無次元(COP)
計算方式 エネルギー(Q÷W)
モード 冷房

成績係数(COP)とは?

成績係数(COP:Coefficient of Performance)は、ヒートポンプ・冷蔵庫・エアコンが熱エネルギーをどれだけ効率よく移動させているかを示す指標です。移動させた有効な熱量と、それに必要な仕事(電気エネルギーや機械エネルギー)の比で表されます。ヒートポンプは熱を「生み出す」のではなく「移動させる」ため、COPの値は通常1を上回ります。たとえばCOPが3であれば、消費した電力1に対して3倍の熱を供給できることを意味します。

低温源と高温源の間の仕事入力を伴うヒートポンプのエネルギー流れ図
ヒートポンプは仕事入力Wを使って熱Qを低温源から高温源へ移します。

この計算ツールの使い方

まず計算方法を選びます。エネルギー方式では、移動した熱量Qと投入した仕事Wを同じ単位(ワットまたはジュール)で入力すると、実際のCOP=Q/Wが求められます。カルノー方式では、低温側と高温側の熱源温度をケルビン(K)で入力し、その温度差における理論上の最大COPを算出します。冷房(Cooling)か暖房(Heating)かを選ぶと、適切なカルノーの式が適用されます。

計算式の解説

実際のシステムでは、$$\text{COP} = \frac{\text{Heat } Q}{\text{Work } W}$$で計算します。理論上の限界であるカルノーCOPの場合、冷房では$$\text{COP}_{\text{cool}} = \frac{T_c}{T_h - T_c}$$、暖房では$$\text{COP}_{\text{heat}} = \frac{T_h}{T_h - T_c}$$となります。高温側に放出される熱には投入した仕事が含まれるため、暖房のCOPは常に冷房のCOPより1だけ大きくなる点に注意しましょう。

温度ThとTcの2つの熱源とカルノーCOPの関係
理想的なカルノーCOPは2つの熱源温度TcとThのみで決まります。

計算例

あるヒートポンプが1000Wの電力を使って3000Wの熱を移動させたとします。このとき、$$\text{COP} = \frac{3000}{1000} = 3.0$$です。次に、\(T_c = 275\,\text{K}\)、\(T_h = 300\,\text{K}\)の冷房モードでのカルノー限界を計算すると、$$\text{COP} = \frac{275}{300 - 275} = \frac{275}{25} = 11.0$$となります。

よくある質問(FAQ)

COPは高いほど良いのですか? はい。COPが高いほど、消費したエネルギー当たりに移動できる熱量が多くなるため、ランニングコストを抑えられます。

カルノーの式でなぜケルビンを使うのですか? カルノーの関係式では絶対温度が必要だからです。摂氏(℃)のまま計算すると比率が正しく求まりません。℃に273.15を足すとK(ケルビン)に換算できます。

COPはEERやSEERとどう関係しますか? EERやSEERも同様の効率指標です。BTU/h当たりのワットで表す場合、\(\text{EER} \approx \text{COP} \times 3.412\) という関係になります。EERやSEERは主に米国で使われる指標で、日本では暖房・冷房を含む通年効率としてAPF(通年エネルギー消費効率)が一般的に用いられます。

最終更新: