EBITとは?
EBIT(Earnings Before Interest and Taxes)は「利払前・税引前利益」を意味し、企業の本業による収益力を示す指標です。資金調達に伴う支払利息や、税率による影響を取り除いて計算するのが特徴です。資本構成や課税環境の違いを排除できるため、異なる企業同士の本業の実力を同じ土俵で比較できます。日本では一般に営業利益とほぼ同じ概念として扱われます(ただし計算範囲が完全に一致しない場合もあります)。
このツールの使い方
損益計算書から3つの数値を入力します。総売上高(売上)、売上原価(COGS)、そして人件費・賃料・広告宣伝費・減価償却費・管理費などのその他の営業費用です。本ツールは売上高からすべての営業コストを差し引いてEBITを算出し、さらにEBITマージンも表示するので、売上に対する収益性をひと目で把握できます。
計算式の解説
基本となる式はシンプルで、
$$\text{EBIT} = \text{売上高} - \left( \text{売上原価} + \text{営業費用} \right)$$です。この2つのコスト項目を合わせたものが営業費用の合計になります。ポイントは、支払利息と法人税をあえて含めない点です。これこそが「利払前・税引前(before interest and taxes)」と呼ばれる理由です。EBITマージンは、EBITを売上高で割り、パーセンテージで表したものです。
計算例
ある企業の売上高が1,000,000ドル、売上原価が600,000ドル、営業費用が150,000ドルだとします。営業費用の合計は
$$600{,}000 + 150{,}000 = 750{,}000 \text{ドル}$$です。
$$\text{EBIT} = 1{,}000{,}000 - 750{,}000 = 250{,}000 \text{ドル}$$となります。EBITマージンは \( 250{,}000 \div 1{,}000{,}000 = 25\% \) です。
よくある質問
EBITは営業利益と同じですか? 多くの場合は同じと考えて差し支えありません。どちらも利払前・税引前の本業の利益を表します。ただしEBITには、営業外の小さな項目が含まれることもあります。
EBITとEBITDAの違いは? EBITDAは、EBITに減価償却費と無形固定資産の償却費を足し戻したものです。これにより、現金支出を伴わない費用の影響を取り除けます。
EBITマージンはどのくらいが良いの? 業種によって大きく異なりますが、一般にマージンが高いほど本業の効率性が高いといえます。固定の基準値で判断するのではなく、同業他社と比較するのがおすすめです。