このツールでできること
本ツールは、税込みの合計金額から逆算して、その中に含まれる税抜き(本体)価格と税額を割り出すための計算ツールです。価格・請求書・収入などの金額にすでにGST(物品サービス税)やVAT(付加価値税)が含まれていて、税抜きの金額を知りたいときに役立ちます。帳簿付け、請求書の作成、仕入税額控除の計算などの場面で便利です。計算方法はどのGST/VAT制度にも共通して使えます。お住まいの国・地域で適用される税率を入力するだけです(例:オーストラリアは10%、ニュージーランドは15%、イギリスのVAT標準税率は20%)。なお、日本の消費税(標準10%・軽減8%)にも同じ考え方がそのまま当てはまります。
使い方
まず、税込みの総額を入力します。次に、GST/VATの税率をパーセントで入力してください。ツールは総額を(1+税率)で割って税抜き額を算出し、その差額がその総額に含まれている税額となります。
計算式の解説
税込価格は「税抜価格 ×(1+税率)」で求められるため、逆に税抜価格を求めるには同じ係数で割ればよいことになります。すなわち 税抜額=総額 ÷(1+税率) です。
$$\text{税抜額} = \dfrac{\text{総額}}{1 + \text{税率}}$$
ここでいう税率は小数で表したもので、10%なら0.10になります。税額は単純に「総額 − 税抜額」で求められます。
$$\text{税額} = \text{総額} - \text{税抜額}$$
計算例
たとえば、10%のGSTを含む110ドルを受け取ったとします。
$$\text{税抜額} = \dfrac{110}{1 + 0.10} = \dfrac{110}{1.10} = 100.00 \text{ドル}$$
$$\text{GST(税額)} = 110 - 100 = 10.00 \text{ドル}$$
つまり、税抜きの収入は100ドル、含まれていた税額は10ドルということになります。
よくある質問
なぜ単純に10%を引くのではなく、割り算をするのですか? 総額から10%を引くのは誤りです。税は本来、より小さい税抜額に対して計算されているのであって、より大きい総額に対してではないからです。\(1.10\) で割ることで、初めて正しく本体価格を復元できます。
どの税率を入力すればよいですか? その取引に適用された税率を使ってください。例:10%(オーストラリアのGST/日本の標準消費税)、15%(ニュージーランドやカナダ地域の例)、またはお住まいの国の標準・軽減VAT税率です。
税抜き価格にも使えますか? いいえ。このツールは、入力する金額にすでに税が含まれていることを前提としています。税抜きの金額しかない場合は、逆に(1+税率)を掛けてください。