ハーフスクエアトライアングル(HST)とは?
ハーフスクエアトライアングルは、パッチワークキルトでもっともよく使われるパーツのひとつ。1枚の正方形を対角線で半分に分け、2つの直角三角形を縫い合わせた形です。風車(ピンウィール)、フライングギース、スターブロックなど、数えきれないほどのパターンで活躍します。難しいのは、縫い合わせたあとの仕上がりが狙いどおりのサイズになるよう、最初に裁断する布の正方形を「何センチ(何インチ)で切ればいいか」を割り出すこと。この計算ツールがその手間をなくします。
使い方
作りたいHSTの仕上がりサイズを入力してください。これは、キルトに縫い込まれて縫い代が隠れたあとの、実際に見える大きさのことです。入力すると、裁断すべき正方形のサイズが即座に表示されます。色違いの布を2枚、この表示サイズで裁断し、中表に重ねて対角線を引きます。その線の両側を1/4インチ(約0.6cm)ずつ縫い、線の上でカットして開いてアイロンをかければ、おそろいのHSTが2枚できあがります。
計算式の仕組み
ルールはシンプルです。裁断する正方形のサイズ = HSTの仕上がりサイズ + 7/8インチ。
$$\text{Cut Square} = \text{Finished HST (in)} + 0.875$$プラスする7/8インチ(0.875インチ)は、両側の1/4インチの縫い代2本分と、対角線でカットするときに失われる布幅をまとめてカバーする数値。世界中のキルターが使う、定番の「7/8インチを足す」メソッドです。
計算例
たとえばスターブロック用に、仕上がり3インチのHSTを作りたいとします。裁断サイズ = \(3 + 0.875 = 3.875\) インチ(3⅞インチ)。3⅞インチの正方形を2枚切り、上記の手順で縫ってカットすれば、きれいな仕上がり3インチの三角形が2枚得られます。
よくある質問
なぜ1/2インチではなく7/8インチなの? 両側の1/4インチの縫い代を合わせると1/2インチ。さらに対角線でカットする分の布幅が加わるため、7/8インチでちょうど正しい余裕が確保できます。
少し大きめに切ったほうがいい? 多くのキルターは、あえて7/8インチではなく1インチ、ときには1¼インチを足します。こうしておけば、縫ったあとに正確なサイズへトリミングでき、角(ポイント)がぴたりと合った仕上がりになります。
どんなサイズでも使える? はい。「+7/8インチ」のルールは、インチ表記であればどんな仕上がりHSTサイズにも使えます。