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公式

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結果

推定ICH体積
30
cm³(mL)
計算式 ABC ÷ 2
体積 30 mL

ABC/2法によるICH体積計算ツールとは?

ABC/2法は、CT画像から脳内出血(intracerebral hemorrhage:ICH)の体積をベッドサイドで素早く推定できる、世界中で広く使われている公式です。血腫を楕円体(だ円球)とみなし、測定した3つの径から体積を概算します。臨床現場では、出血の重症度を把握し、治療方針を決め、血腫の拡大を経時的に追うための指標として活用されています。本ツールは教育および臨床サポートを目的としたものであり、正式な体積測定ソフトや医師の臨床判断に代わるものではありません。

使い方

出血が最も広く写っているCTスライスで、最大径(A)と、そのAに直交する向きの最大径(B)を測定します。次にCは出血のおおよその縦方向の広がりとして求めます。出血が写っているスライスの枚数を数え、それにスライス厚を掛けて算出します。A・B・Cをcm単位で入力すると、推定体積がcm³(=mL)で表示されます。

計算式の解説

楕円体の正確な体積は\(\frac{4}{3} \times \pi \times \frac{A}{2} \times \frac{B}{2} \times \frac{C}{2}\)で求められます。ここでπを3に近似して式を整理すると、\(\frac{A \times B \times C}{2}\)となります。つまり、3つの径を掛け合わせて2で割るだけのシンプルな計算に集約されます。

$$\text{Volume} = \frac{\text{Length A (cm)} \times \text{Width B (cm)} \times \text{Height C (cm)}}{2}$$
Brain CT slice showing an ellipsoid hemorrhage with three perpendicular axes A, B, and C labeled
The ABC/2 method measures three perpendicular hemorrhage dimensions: A (largest diameter), B (perpendicular to A), and C (vertical extent across slices).

計算例

たとえばA=5cm、B=4cm、C=3cmの場合、

$$\text{Volume} = \frac{5 \times 4 \times 3}{2} = \frac{60}{2} = 30 \text{ cm}^3$$

すなわち約30mLとなります。一般に体積が30mLを超えると予後不良と関連することが多いとされますが、実際の予後はさまざまな要因に左右されます。

Diagram showing example values A=4, B=3, C=2 cm and resulting 12 mL volume
Worked example: with A = 4 cm, B = 3 cm, C = 2 cm, the estimated volume is (4 x 3 x 2) / 2 = 12 mL.

よくある質問(FAQ)

単位は必ずセンチメートルですか? はい。3つの径はすべてcmで入力してください。結果はcm³で表示され、これはmLと同じ値です。

ABC/2法の精度はどのくらいですか? ほぼ楕円体に近い形の出血に対しては、素早く良好な概算が得られます。ただし、不規則な形や分葉状(複数の塊に分かれた)血腫では体積を過大評価する傾向があります。正確さが求められる場合は、面積測定(プラニメトリ)やソフトウェアによる体積測定を用いてください。

どんな形状でも使えますか? この近似法は楕円体の形状を前提としているため、非常に不規則な出血では精度が低下します。

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