MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

ICHスコア
0
out of 6 — estimated 30-day mortality ~0%
項目 点数
GCS 0
ICH血腫量 30 mL以上 0
脳室内出血 0
テント下由来 0
年齢 80歳以上 0

ICHスコアとは

ICHスコアは、Hemphillらが2001年に開発・検証した、特発性脳内出血(ICH)の重症度評価と発症30日後の死亡率推定を目的としたシンプルな臨床的グレーディングスケールです。臨床現場ですぐに得られる5つの因子を組み合わせて0〜6の単一の数値で表すため、脳卒中患者について医療者同士が共通の言葉で情報を共有し、予後についての話し合いを進める際に役立ちます。なお、本ツールは欧米の研究にもとづくもので、日本国内のガイドラインや治療判断とは異なる場合があります。あくまで教育・意思決定支援を目的としたものであり、臨床的判断に取って代わるものではありません。

テント上とテント下の領域を示す脳の断面図
出血部位はテント下かテント上かで採点されます。

使い方

入院時のグラスゴー・コーマ・スケール(GCS)スコア、ICH血腫量(mL、通常はCT上でABC/2法により計測)、脳室内出血(IVH)の有無、出血がテント下(脳幹または小脳)に由来するかどうか、そして患者の年齢を入力してください。本計算ツールが各項目の重み付けされた点数を合計し、ICHスコアの合計値とともに、オリジナルの検証コホートにもとづく発症30日後のおおよその死亡率の推定値を表示します。

計算式の解説

各項目の点数は次のとおりです。

$$\text{ICH Score} = G + V + I + F + A$$

$$\text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} G &= \begin{cases} 2 & \text{GCS} \in [3,4] \\ 1 & \text{GCS} \in [5,12] \\ 0 & \text{GCS} \geq 13 \end{cases} \\ V &= \begin{cases} 1 & \text{Volume} \geq 30\,\text{mL} \\ 0 & \text{otherwise} \end{cases} \\ I &= \text{IVH present} \;?\; 1 : 0 \\ F &= \text{Infratentorial} \;?\; 1 : 0 \\ A &= \begin{cases} 1 & \text{Age} \geq 80 \\ 0 & \text{otherwise} \end{cases} \end{aligned} \right.$$

GCS 3〜4は2点、GCS 5〜12は1点、GCS 13〜15は0点。ICH血腫量が30 mL以上で1点。IVH(脳室内出血)があれば1点。テント下由来であれば1点。年齢が80歳以上であれば1点。最大スコアは6点です。

重み付けされた5つの項目が0から6までの単一のICHスコアにまとまる様子
ICHスコアは5つの点数項目を合計して0〜6点とします。

計算例

75歳の患者で、GCS 10、ICH血腫量35 mL、IVHあり、テント上出血のケースを考えてみましょう。GCS 10は5〜12の範囲に入るため1点、血腫量30 mL以上で1点、IVHで1点、テント上のため0点、年齢80歳未満のため0点となります。

$$\text{ICH Score} = 1 + 1 + 1 + 0 + 0 = 3$$

合計のICHスコアは3点で、オリジナルコホートでは発症30日後の死亡率はおよそ72%に相当します。

よくある質問

ICH血腫量はどのように測定しますか? 多くの臨床医は、血腫が最も大きく描出されるCTスライス上でABC/2の楕円体近似法を用います。

表示される死亡率はどのような数値ですか? 推定値(スコア0〜5に対しそれぞれ0、13%、26%、72%、97%、100%)は、Hemphill 2001年の単一施設研究にもとづくものであり、慎重に解釈する必要があります。

スコアが高ければ治療は無意味ということですか? いいえ。ICHスコアはあくまで予後予測の補助であり、治療方針を指示するものではありません。転帰は多くの要因に左右されるため、治療判断は個々の患者ごとに行うべきです。

最終更新: