MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

PISA血流量
203.58
mL/s(cm³/s)
計算式 2 × π × r² × Vエイリアシング

PISA法による血流量とは?

近位等流速表面積(PISA:Proximal Isovelocity Surface Area)法は、心エコー検査において弁逆流やシャント血流の重症度を定量評価するために用いられる手法です。血液が逆流口に向かって収束すると、流速が等しい半球状のシェル(殻)を形成します。カラードプラ信号がエイリアシングを起こす半径において、その半球の表面積にエイリアシング速度を掛け合わせることで血流量を算出できます。

弁口の近位側にできる半球状の血流収束領域
逆流口に向かって集まる血流は、半球状の等速殻(PISA)を形成します。

計算式

半球の表面積は \(2\pi r^{2}\) で表されます。これにエイリアシング速度を掛けると、瞬時血流量が求められます。

$$\text{血流量} = 2 \times \pi \times r^{2} \times V_{\text{エイリアシング}}$$

ここで \(r\) は PISA半径(単位:cm)、\(V_{\text{エイリアシング}}\) はナイキスト/エイリアシング速度(単位:cm/s)です。算出される結果の単位は cm³/s(= mL/s)となります。

半径rと表面積の式の要素を示す半球の幾何学
PISA流量は、半球の表面積(\(2\pi r^{2}\))に折り返し速度を掛けた値に等しくなります。

計算ツールの使い方

カラードプラ画像で色のエイリアシングが生じている地点のPISA半径を計測し、カラースケールからエイリアシング(ナイキスト)速度を読み取ります。両方の値を入力すると、収束する半球を通過するピーク血流量が表示されます。

計算例

PISA半径が0.9cm、エイリアシング速度が40cm/sの場合:$$\text{血流量} = 2 \times \pi \times (0.9)^{2} \times 40 = 2 \times 3.14159 \times 0.81 \times 40 \approx 203.58 \text{ mL/s}$$ となります。このピーク血流量をピーク逆流速度と組み合わせることで、有効逆流弁口面積(EROA)を推定できます。

よくある質問(FAQ)

なぜ完全な球ではなく半球なのですか? 血流は弁口の心腔側からのみ収束するため、等流速面は完全な球(\(4\pi r^{2}\))ではなく半球(\(2\pi r^{2}\))として近似されます。

どの単位を使えばよいですか? 血流量を mL/s で得るには、半径を cm、速度を cm/s で入力してください。正確な結果を得るには単位を一貫させることが重要です。

臨床的に検証された手法ですか? PISA法は広く用いられていますが、半球状の血流収束と平坦な弁口を前提としています。解剖学的なずれが誤差の原因となり得るため、他の計測値と併せて総合的に判断してください。

最終更新: