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公式

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結果

限界貯蓄性向(MPS)
0.2
増えた所得のうち貯蓄に回る割合
限界消費性向(MPC = 1 − MPS) 0.8

限界貯蓄性向(MPS)とは?

限界貯蓄性向(MPS:Marginal Propensity to Save)は、ケインズ経済学における重要な概念で、所得が増えたときに、家計や経済全体がその増加分のうちどれだけを消費せずに貯蓄に回すかを示す指標です。0から1までの小数で表され、たとえば0.25という値は、追加で稼いだ1ドルのうち25セントを貯蓄することを意味します。

所得の変化が貯蓄の変化と消費の変化に分かれる様子
追加の所得は貯蓄(MPS)と消費(MPC)に分けられます。

この計算ツールの使い方

分析したい期間における貯蓄の増加額(ΔS)と所得の増加額(ΔY)を入力してください。本ツールはこの2つの値を割り算してMPSを求め、あわせて対応する限界消費性向(MPC)も表示します。MPSとMPCを足すと必ず1になるためです。

計算式の解説

MPSは、追加の貯蓄を追加の所得で割った比率として計算されます。すなわち $$\text{MPS} = \frac{\text{Change in Savings } (\Delta S)}{\text{Change in Income } (\Delta Y)}$$ です。所得が増えた分は、消費されるか貯蓄されるかのどちらかなので、限界消費性向は単純に \(\text{MPC} = 1 - \text{MPS}\) で求められます。この2つは、マクロ経済モデルにおける支出乗数(\(1 \div \text{MPS}\) で計算)を決定する重要な要素となります。

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所得に対する貯蓄の線と、ΔS÷ΔYを示す傾きの三角形
MPSは貯蓄線の傾き、すなわちΔSをΔYで割った値です。

計算例

ある家計の所得が1,000ドル増え、貯蓄が200ドル増えたとします。このとき $$\text{MPS} = 200 \div 1{,}000 = 0.20$$ となります。これは、増えた所得の20%が貯蓄に回され、残りの80%(\(\text{MPC} = 0.80\))が消費されることを意味します。このときの支出乗数は \(1 \div 0.20 = 5\) となります。

よくある質問(FAQ)

MPSが1を超えることはありますか? ありません。通常のケースでは、MPSは0から1の間に収まります。人は受け取った追加の所得以上に貯蓄することはできないためです。

MPSと貯蓄率(平均貯蓄性向)の違いは何ですか? 貯蓄率は総貯蓄を総所得で割ったものですが、MPSは「増加分(マージン)」だけに注目します。つまり、次の1ドルのうちどれだけが貯蓄されるかを見る指標です。

MPSは乗数とどう関係しますか? ケインズの支出乗数は \(1 \div \text{MPS}\) に等しくなります。MPSが小さいほど、産出(GDP)に対する乗数効果は大きくなります。

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