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公式

公式: 限界消費性向(MPC)計算ツール
Show calculation steps (1)
  1. Spending Multiplier

    Spending Multiplier: 限界消費性向(MPC)計算ツール

    Total change in output from an initial change in spending, derived from MPC.

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結果

限界消費性向(MPC)
0.8
増えた所得のうち消費に回る割合
限界貯蓄性向(MPS=1−MPC) 0.2
支出乗数(1÷MPS) 5

限界消費性向(MPC)とは?

限界消費性向(MPC:Marginal Propensity to Consume)とは、所得が1単位増えたときに、家計や経済全体がそのうちどれだけを貯蓄に回さず消費に充てるかを示す指標です。ケインズ経済学(マクロ経済学)の根幹をなす概念のひとつであり、財政乗数を動かす重要な要因でもあります。たとえばMPCが0.8の場合、所得が1ドル増えるごとに0.80ドルが消費に回り、残りの0.20ドルが貯蓄されることを意味します。

この計算ツールの使い方

消費の変化額(ΔC)=支出がどれだけ増えたかと、所得の変化額(ΔY)=所得がどれだけ増えたかを入力してください。本ツールはこの2つを割り算してMPCを求めます。さらに、限界貯蓄性向(MPS=1−MPC)と支出乗数(1÷MPS)も併せて表示します。支出乗数は、最初に投じられた支出が経済全体へどのように波及していくかを推計するものです。

計算式の解説

MPC=消費の変化額/所得の変化額。

$$\text{MPC} = \dfrac{\Delta C}{\Delta Y}$$

増えた所得は必ず「消費」か「貯蓄」のどちらかに振り分けられるため、\(\text{MPC} + \text{MPS} = 1\)が成り立ち、したがって\(\text{MPS} = 1 - \text{MPC}\)となります。乗数は、支出が次々と繰り返される過程を表す等比級数から導かれ、次のように求められます。

$$k = \dfrac{1}{1 - \text{MPC}} = \dfrac{1}{\text{MPS}}$$

MPCが高いほど、乗数も大きくなります。

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追加所得1単位がMPCとMPSに分かれ合計で1になる
MPCとMPSの合計は常に1 — 追加の所得1ドルは消費されるか貯蓄されるかのどちらかです。
消費関数の線で、縦の変化デルタCを横の変化デルタYで割った傾きとしてMPCを示す
MPCは消費線の傾き、つまり消費の変化を所得の変化で割ったものです。

計算例

所得が1,000ドル増加し、消費が800ドル増加したとします。このときMPCは次のようになります。

$$\text{MPC} = \frac{800}{1000} = 0.8$$

さらに、

$$\text{MPS} = 1 - 0.8 = 0.2$$$$k = \frac{1}{0.2} = 5$$

したがって、独立支出が100ドル増えると、総生産(産出量)はおよそ500ドル増加する計算になります。

よくある質問(FAQ)

MPCが1を超えることはありますか? 理論上、MPCは0から1の間の値をとります。ただし短期的な計測では、家計が借入をして所得の増加分を上回る支出を行った場合などに、まれに1を超えることがあります。

MPCとAPCの違いは何ですか? MPCは所得の変化に対する消費の変化(限界的な値)を示します。一方、平均消費性向(APC:Average Propensity to Consume)は、消費の総額を所得の総額で割った値です。

なぜ乗数が重要なのですか? MPCが大きいほどお金がより多く経済内を循環し、財政刺激策やあらゆる支出変化が経済全体の産出量に与える効果が増幅されるためです。

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