設備稼働率とは?
設備稼働率とは、機械が「使える時間(利用可能時間)」のうち、どれだけ実際に生産へ使われたかを示す指標です。製造業の現場管理や設備管理、生産能力(キャパシティ)計画における基本的なKPIであり、稼働の低い設備の発見、新規投資の判断材料、過剰なダウンタイムの洗い出しに役立ちます。稼働率が高いほど、設備という資本をムダなく活かせていると判断できます。
このツールの使い方
入力するのは2つの数値だけです。実稼働時間(機械が実際に動いていた時間)と、利用可能時間(本来稼働できたはずの予定総時間)を入力してください。ツールが実稼働時間を利用可能時間で割り、100を掛けて稼働率(%)を自動計算します。あわせて、残りのアイドル時間・停止時間も表示します。
計算式の解説
計算式はとてもシンプルです。$$\text{稼働率(%)} = \frac{\text{実稼働時間}}{\text{利用可能時間}} \times 100$$。分母となる「利用可能時間」は、自社で重視する基準に合わせて設定します。8時間の1シフト、24時間の1日、あるいは1週間まるごとなど、目的に応じて選びましょう。なお、2つの数値は必ず同じ単位(通常は「時間」)で揃えてください。
計算例
たとえば、あるCNC(マシニングセンタ)が1日24時間の稼働予定だったのに、実際には18時間しか動かなかったとします。この場合の稼働率は $$18 \div 24 \times 100 = \textbf{75\%}$$ となり、6時間がアイドル・停止時間として残ります。つまり、設備の潜在能力の4分の1が使われずに終わったことを、管理者は把握できます。
よくある質問(FAQ)
稼働率はOEE(設備総合効率)と同じものですか? いいえ、違います。稼働率は「実稼働時間 ÷ 利用可能時間」だけを見る指標です。一方OEE(Overall Equipment Effectiveness/設備総合効率)は、これに加えて性能(スピード)と良品率(品質)も組み込んで評価します。
「利用可能時間」には何を含めればよいですか? どの基準を採用するかによります。カレンダー上の全時間、生産予定時間、または計画稼働時間から計画保全(メンテナンス)時間を差し引いた値など、いずれでも構いませんが、一貫した基準で運用することが大切です。
稼働率が100%を超えることはありますか? 通常はありません。もし実稼働時間が利用可能時間を上回るなら、利用可能時間を過小に設定している可能性が高いと考えられます。