mg/L→モル濃度 換算ツールとは?
このツールは、ミリグラム毎リットル(mg/L)で表した質量濃度を、モル毎リットル(mol/L、Mとも表記)で表すモル濃度へと変換します。化学・生物学・環境科学・薬学などの分野で広く使われており、測定された濃度がmg/L(希薄な水溶液では百万分率=ppmと同等)で報告される一方、反応式や計算ではモル濃度が必要になる場面で役立ちます。
使い方
2つの値を入力するだけです。1つは濃度(mg/L)、もう1つは対象物質のモル質量(分子量、g/mol)です。計算結果としてモル濃度(mol/L)が表示され、さらに使いやすいミリモル濃度(mM)・マイクロモル濃度(µM)への換算値も同時に確認できます。
計算式の解説
この換算は、モル濃度の定義「溶液1リットルあたりの溶質のモル数」に基づいています。1 mg=0.001 gなので、mg/Lの値を1000で割るとg/Lになります。さらにモル質量(g/mol)で割ることで、mol/Lが求められます。
$$\text{M} = \frac{\text{mg/L}}{1000 \times \text{分子量}}$$
計算例
たとえば、塩化ナトリウム(NaCl)の100 mg/L溶液を考えてみましょう。NaClのモル質量は58.44 g/molです。すると $$\text{M} = \frac{100}{1000 \times 58.44} = \frac{100}{58440} \approx 0.001711 \ \text{mol/L}$$、つまり約1.711 mMとなります。これは、1リットルあたりおよそ1.711ミリモルのNaClが含まれていることを意味します。
よくある質問(FAQ)
mg/Lとppmは同じですか? 密度がほぼ1 g/mLとみなせる希薄な水溶液では、mg/Lは数値的にppm(1kgあたりのmg)と等しくなります。
どのモル質量を使えばよいですか? 対象となる化合物そのものの分子量(g/mol)を使ってください。結晶水(水和水)を含む場合は、それも含めた値を用います。
モル濃度からmg/Lに戻すには? モル濃度に1000とモル質量を掛けます。すなわち \(\text{mg/L} = \text{M} \times 1000 \times \text{分子量}\) です。