モル濃度→mg/mL換算ツールとは?
このツールは、溶液のモル濃度(mol/L、すなわち M)を、ミリグラム毎ミリリットル(mg/mL)で表した質量濃度へ変換します。生物学、生化学、薬理学をはじめ、溶液の調製や投与量の計算を行うあらゆる実験室で使える汎用的な化学換算です。必要なのはモル濃度と、対象化合物の分子量(モル質量)の2つだけです。
使い方
モル濃度を mol/L、分子量を g/mol で入力してください。計算結果は mg/mL と µg/mL の両方で表示されます。たとえば 0.1 M のグルコース溶液(分子量 180.16 g/mol)なら、18.016 mg/mL になります。
計算式の解説
この換算は、モル濃度の定義からそのまま導かれます。モル濃度とは、溶液1リットルあたりの溶質のモル数のことです。これに分子量(1モルあたりのグラム数)を掛けると、1リットルあたりのグラム数(g/L)が得られます。
$$\text{g/L} = \text{M} \times \text{分子量}$$
1 g/L は 1 mg/mL と等しい(グラム→mg で1000倍、リットル→mL で1000分の1になり、両者の係数が打ち消し合うため)ので、式は次のように簡単になります。
$$\text{mg/mL} = \text{M} \times \text{分子量}$$
計算例
たとえば、塩化ナトリウム(NaCl、分子量 58.44 g/mol)の 0.5 M 溶液があるとします。濃度は \(0.5 \times 58.44 = 29.22\) mg/mL、すなわち 29,220 µg/mL となります。
よくある質問
mg/mL と g/L は同じですか? はい。数値としては同一なので、M × 分子量 で両方の値を一度に求められます。
分子量はどこで調べればよいですか? 分子量は、その分子を構成するすべての原子の原子量の合計です。試薬のデータシートや容器のラベルに記載されています。
mg/mL からモル濃度に戻すには? mg/mL の値を分子量で割ります。\(\text{M} = (\text{mg/mL}) \div \text{分子量}\) です。