この鉄筋計算ツールでできること
この鉄筋計算ツールは、縦横の格子状(ダブル配筋)に組む長方形のコンクリートスラブに必要な鉄筋量を概算します。スラブの長さ・幅と、鉄筋の中心間隔(ピッチ)を入力すると、縦方向・横方向それぞれの本数、必要な鉄筋の総延長、そして購入すべき定尺鉄筋の本数を算出します。基礎フーチング、駐車スペース、テラス、床スラブの見積もりに便利です。
使い方
スラブの長さと幅をメートルで入力し、希望する鉄筋間隔(中心から中心まで)と、購入できる定尺鉄筋の長さ(一般的には12m)を入力します。ツールが両方向の本数を数え、必要な鉄筋量を合計します。すべての値は同じ単位で扱うため、メートルの代わりにフィートで入力しても、結果はそのままフィート単位で換算されます。
計算式の解説
長さLのスパンを間隔sで配筋する場合、本数は\( \lfloor L \div s \rfloor + 1 \)です。floor(切り捨て)でスパンを等間隔に区切り、「+1」は始点の端に入る1本を加えるためのものです。長手方向に通す鉄筋は幅方向に並ぶため、本数は「幅 ÷ 間隔」で計算します。一方、短手方向に通す鉄筋は「長さ ÷ 間隔」で計算します。総延長は、それぞれの本数にその鉄筋がカバーするスパンを掛け、両者を足し合わせて求めます。
$$ L_{total} = N_L \cdot \text{Length} + N_W \cdot \text{Width} $$ $$ \text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} N_L &= \left\lfloor \frac{\text{Width}}{\text{Spacing}} \right\rfloor + 1 \\ N_W &= \left\lfloor \frac{\text{Length}}{\text{Spacing}} \right\rfloor + 1 \end{aligned} \right. $$ $$ \text{Pieces} = \left\lceil \frac{L_{total}}{\text{Standard Bar Length}} \right\rceil $$
計算例
長さ10m × 幅6m、間隔0.2mのスラブを考えます。長手方向に通す鉄筋:\( \lfloor 6 \div 0.2 \rfloor + 1 = 30 + 1 = 31 \)本、各10mで合計310m。短手方向に通す鉄筋:\( \lfloor 10 \div 0.2 \rfloor + 1 = 50 + 1 = 51 \)本、各6mで合計306m。総延長は82本で616mとなります。1本12mの定尺鉄筋なら、\( \lceil 616 \div 12 \rceil = 52 \)本が必要です。
よくある質問
継手(ラップ)やロスは含まれますか? 含まれません。発注時には、継手の重ね長さ、曲げ加工、端材などのために10〜15%を上乗せしてください。
フィート単位でも使えますか? はい。4つの値をすべてフィートで入力すれば、結果もフィートで出力されます。
間隔はどれくらいにすべきですか? 構造設計者の図面に従ってください。スラブの一般的な間隔は、荷重に応じておおむね150mm〜300mmの範囲です。