この計算ツールでできること
この計算ツールは、アメリカ野球(MLBや米国アマチュア野球)で使われる投手成績の指標をもとに設計されています。投手のスタッツから4つの簡単な数値を入力するだけで、メジャーリーグやアマチュア野球で広く用いられる4つの分析指標——奪三振率(K/9)、四球率、奪三振四球比(K/BB)、そしてWHIP——を自動で算出します。数値を入力すれば、その投手がいかに打者を打ち取り、走者を出さずに抑えているかがひと目で分かります。なお、これらの指標は日本のプロ野球(NPB)でも同じ計算式が使われていますので、そのままお使いいただけます。
入力する項目
- 奪三振:その投手が奪った三振の合計数。
- 投球回:記録された投球回(小数点も入力可。例:6.0)。
- 与死球:死球で出塁させた打者の数(ここでは走者として扱います)。
- 与四球:四球で出塁させた打者の数。
使用している計算式
本ツールでは、投球回が0より大きい場合にのみ、9イニング換算の各指標とWHIPを算出します。
- 奪三振率(K/9) $$K/9 = \frac{\text{奪三振}}{\text{投球回}} \times 9$$
- 四球率(BB/9) $$BB/9 = \frac{\text{与四球} + \text{与死球}}{\text{投球回}} \times 9$$
- WHIP $$\text{WHIP} = \frac{\text{与四球} + \text{与死球}}{\text{投球回}}$$
- K/BB(奪三振四球比) $$K/BB = \frac{\text{奪三振}}{\text{与四球} + \text{与死球}}$$。与四球または与死球が1つ以上ある場合のみ計算されます。
このツールでは、四球と死球をまとめて「無償で許した走者」として扱っているため、被安打はWHIPの数値に含まれていない点にご注意ください。
計算例
たとえば、ある投手が6回を投げて、奪三振8、与四球2、与死球1だった場合:
- K/9 $$\left( \frac{8}{6} \right) \times 9 = \mathbf{12.0}$$
- 四球率 $$\left( \frac{2 + 1}{6} \right) \times 9 = \mathbf{4.5}$$
- WHIP成分 $$\frac{2 + 1}{6} = \mathbf{0.50}$$
- K/BB $$\frac{8}{2 + 1} = \mathbf{2.67}$$
K/9が12というのは非常に優秀な数字で、この投手が打者を圧倒していることを示しています。
よくある質問
良い奪三振率の目安は? MLBではK/9が9前後で安定した成績、11を超えると一流とされます。少年野球やアマチュアの基準はこれより低くなります。
なぜ四球と死球をまとめているの? どちらも打者が自力で打って出塁したわけではなく、走者を許す結果になるため、制球力とダメージの抑制力を測る目的でひとまとめにしています。
投球回に0を入力するとどうなる? 0で割ることはできない(未定義になる)ため、各指標とWHIPの結果は0のまま表示されます。