失業率とは?
失業率とは、ある国の労働力人口のうち、職に就いておらず、かつ積極的に求職活動を行い、すぐに働ける状態にある人の割合を示す指標です。労働市場の健全性を映し出すため、最も注目される経済指標のひとつとされています。この計算ツールは特定の国に限らず、あらゆる経済圏・地域で利用できます。失業者数と労働力人口を入力するだけで、すぐに失業率が求められます。
このツールの使い方
入力するのは2つの数値だけです。失業者数と、労働力人口(就業者と、求職中の失業者の合計)です。入力すると、失業率(%)に加え、就業者数と就業率も同時に表示されます。
計算式の解説
基本となる計算式はとてもシンプルです。
$$\text{失業率} = \frac{\text{失業者数}}{\text{労働力人口}} \times 100\%$$
労働力人口には、退職者や全日制の学生、求職を諦めた人(就業意欲喪失者)など、求職活動を行っていない人は含まれません。そのため失業率は、あくまで労働市場に積極的に参加している人だけを対象とした数値になります。
計算例
たとえば、ある国の失業者数が6,000,000人、労働力人口が160,000,000人だとします。このとき失業率は、$$6{,}000{,}000 \div 160{,}000{,}000 \times 100 = \mathbf{3.75\%}$$ となります。つまり就業者は154,000,000人で、就業率は96.25%です。
よくある質問
労働力人口には、働く年齢の人がすべて含まれますか? いいえ。含まれるのは就業者と、積極的に求職活動をしている人だけです。求職活動をしていない人は労働力人口の外(非労働力人口)に分類されます。
自国の公式失業率と少しずれるのはなぜですか? 各国の統計機関(日本では総務省統計局の労働力調査など)は、独自の調査手法や「積極的に求職している」状態の定義を用いています。そのため、単純な割り算で求めた数値と公式統計とでは差が生じることがあります。
健全な失業率の目安は? 多くの経済学者は、好景気下でも一定の摩擦的・構造的失業が存在するため、おおよそ4〜5%程度を「自然失業率」として正常な水準と考えています。