このツールでできること
このツールは、ベトナム発のEVメーカー「VinFast(ビンファスト)」の電気自動車の充電にかかる時間を、充電器の出力(キロワット=kW)、バッテリー容量(キロワット時=kWh)、そして充電したい割合(%)から試算します。結果は時間・分の両方で見やすく表示され、追加される電力量(kWh)もあわせて確認できます。なお、VinFastは日本国内ではまだ正式展開していないため、本ツールはおもに海外でVinFast車を利用する方や、これから購入を検討している方向けの目安としてご活用ください。
使い方
まずバッテリー容量をkWhで入力します(例:VinFast VF 8 Ecoのパック容量はおよそ82kWh)。次に充電器の出力をkWで入力します。家庭用のAC普通充電(ウォールボックス)なら7.4〜11kW程度、DC急速充電器なら50〜150kW以上が一般的です。続いて現在の充電率と目標の充電率をそれぞれ%で設定すると、おおよその充電時間が表示されます。
計算式の仕組み
計算はとてもシンプルです。まず必要な充電量を求めます。これはバッテリー容量に「目標%と開始%の差」を掛け、100で割った値です。次に、その充電量を充電器の出力で割れば、時間(hours)が求められます。$$\text{充電時間(時間)} = \frac{\text{バッテリーkWh} \times \left( \text{目標\%} - \text{開始\%} \right)}{100 \times \text{充電器kW}}$$
計算例
たとえば、バッテリー容量82kWh、家庭用11kWの充電器を使い、充電率を20%から80%まで上げたい場合を考えます。必要な充電量は $$82 \times \frac{80 - 20}{100} = 49.2\,\text{kWh}$$ これを11kWで割ると \(4.47\) 時間、つまり約268分となります。
よくある質問(FAQ)
実際の充電が試算より遅くなるのはなぜ? これは理想的な条件での計算です。実際には熱として一部の電力が失われるほか、DC急速充電ではバッテリー保護のため、80%を超えたあたりから充電速度が大きく低下します。そのため、実際の所要時間は試算よりも少し長くなるのが一般的です。
VinFast以外のEVでも使えますか? はい。VinFastの各モデルに合わせて調整していますが、計算式自体はどのEVにも共通です。お使いの車両の正しいバッテリー容量を入力してください。
急速充電のときは何kWを入力すればよい? 車両側の最大充電速度と、充電ステーションの定格出力のうち、低いほうの値を入力してください。充電速度は両者のうち小さいほうに制限されるためです。