MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

予測PaCO₂
26
mmHg(±2)
予測範囲(下限) 24 mmHg
予測範囲(上限) 28 mmHg

ウィンターズの式とは

ウィンターズの式は、代謝性アシドーシスの患者における二酸化炭素分圧(PaCO₂)の予測値を求めるための計算式です。重炭酸イオン(HCO₃⁻)が低下すると、呼吸器系は過換気を起こしてCO₂を排出し、これを代償しようとします。本ツールは、その呼吸性代償が適切な場合に予測されるPaCO₂を算出し、混合性酸塩基平衡障害が併存していないかを判断する手がかりを提供します。

代謝性アシドーシスが呼吸性代償としてCO2を下げるため呼吸を増加させる様子を示す図
代謝性アシドーシスは換気を促進し、呼吸性代償としてPaCO₂を低下させます。

使い方

患者の血清重炭酸イオン(HCO₃⁻)の測定値をmEq/L単位で入力します。この値は通常、基本代謝パネル(BMP)や動脈血液ガス分析から得られます。計算ツールは、予測PaCO₂と許容範囲(±2 mmHg)を表示します。この予測値を、患者の実測PaCO₂と比較してください。

計算式の解説

計算式は次のとおりです。$$\text{Expected PaCO}_2 = 1.5 \times \text{HCO}_3^- + 8 \pm 2$$。実測PaCO₂が算出された範囲内に収まっていれば、呼吸性代償は適切(単純性代謝性アシドーシス)と判断できます。実測PaCO₂が予測値より高い場合は呼吸性アシドーシスの併存が、低い場合は呼吸性アルカローシスの併存が示唆されます。

予測されるPaCO2値とその周囲のプラスマイナス2の許容帯を示す数直線
この式は±2 mmHgの代償範囲を持つ予測PaCO₂を示します。

計算例

HCO₃⁻が12 mEq/Lの患者の場合:$$\text{Expected PaCO}_2 = (1.5 \times 12) + 8 = 18 + 8 = 26 \text{ mmHg}$$ となり、許容範囲は24〜28 mmHgです。仮に実測PaCO₂が40 mmHgであった場合、呼吸性代償が不十分であり、呼吸性アシドーシスが併存していることを示します。

よくある質問

ウィンターズの式はいつ使うのですか? 代謝性アシドーシスの際にのみ用い、呼吸性代償が十分かどうかを確認するために使用します。

単位は何を使えばよいですか? HCO₃⁻はmEq/L(mmol/Lと同等)、PaCO₂はmmHgを使用します。

臨床判断の代わりになりますか? いいえ。あくまでスクリーニング補助であり、患者の全体的な臨床像やその他の検査値とあわせて解釈する必要があります。

最終更新: