ACFT合否判定計算ツールとは?
このツールは米陸軍体力テスト(ACFT:Army Combat Fitness Test)を対象としています。6種目の得点を入力するだけで、標準的な採点ルールに基づいて合格かどうかを判定します。合格には全6種目それぞれで60点以上を獲得し、なおかつ合計360点以上を達成する必要があります。ACFTは各種目0〜100点の点数制で採点されるため、本ツールでは実際の回数やタイムではなく、換算後の「得点(ポイント)」を使用します。なお、ACFTは米陸軍特有の制度であり、日本の自衛隊の体力検定など各国の基準とは内容も合格ラインも異なる点にご注意ください。
ACFTの6種目
ACFTは以下の6種目で体力を測定します:3回挙上最大デッドリフト(MDL)、立位パワースロー(SPT)、ハンドリリース・プッシュアップ(HRP)、スプリント・ドラッグ・キャリー(SDC)、プランク(PLK)、2マイル走(2MR)。各種目は0〜100点で採点され、満点は合計600点となります。
使い方
まず公式のACFT採点表で各種目の得点を確認し、その6つの得点をここに入力してください。本ツールが合計点を算出し、最も低い種目が60点以上かどうかを確認したうえで、合計が360点に達しているかを判定します。両方の条件を満たせば「合格(PASS)」、いずれかを満たさなければ「不合格(FAIL)」と表示され、60点に届かなかった種目が何種目あるかも示します。
計算式の解説
合格=(最低種目得点 ≥ 60)かつ(合計 ≥ 360)。この2つの条件が同時に成立しなければなりません。
$$\text{Pass} = (\min(e_1,\dots,e_6) \ge 60)\ \wedge\ \left(\sum_{i=1}^{6} e_i \ge 360\right)$$
\(6 \times 60 = 360\) 点なので、全種目でちょうど60点を取るのが合格の最低ラインです。ただし、一部の種目で60点を超えて高得点を取っても、別の種目で60点を下回った分を埋め合わせることはできません。たとえ合計が360点を超えていても、1種目でも60点未満があれば自動的に不合格となります。
具体例
たとえば得点が MDL 70、SPT 65、HRP 60、SDC 62、PLK 60、2MR 58 だったとします。合計は
$$\text{Total} = 70 + 65 + 60 + 62 + 60 + 58 = 375$$
で360点以上をクリア(✓)していますが、2マイル走が58点と60点の最低基準を下回っています。結果は不合格(FAIL)で、基準未満の種目が1つあります。走りを60点以上に引き上げれば合格に転じます。
合格/不合格シナリオの比較
ACFTは2つの同時要件を適用します:6つのイベントのそれぞれが最低60点を獲得しなければならず、かつ6つのイベントのスコアの合計は最低360でなければなりません。以下の表は、いくつかの現実的なポイントセットを分析しています。イベントの順序はMDL(デッドリフト)、SPT(スタンディングパワースロー)、HRP(ハンドリリースプッシュアップ)、SDC(スプリント・ドラッグ・キャリー)、PLK(プランク)、RUN(2マイル走)です。
| MDL | SPT | HRP | SDC | PLK | RUN | 合計 | 最小イベント | 結果 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 60 | 60 | 60 | 60 | 60 | 60 | 360 | 60 | 合格 | 全イベント≥60かつ合計≥360(正確な最小値)。 |
| 80 | 70 | 65 | 75 | 70 | 60 | 420 | 60 | 合格 | 全イベント≥60で合計は360を十分に上回っています。 |
| 95 | 90 | 55 | 90 | 85 | 85 | 500 | 55 | 不合格 | 合計は高いですが、HRPが60未満です。60未満のイベントがある場合、合計に関わらずテストに不合格になります。 |
| 62 | 61 | 60 | 60 | 62 | 60 | 365 | 60 | 合格 | 全イベント≥60かつ合計≥360。 |
| 58 | 62 | 60 | 61 | 60 | 62 | 363 | 58 | 不合格 | 合計≥360ですが、MDLが60未満です。 |
| 60 | 60 | 58 | 60 | 60 | 58 | 356 | 58 | 不合格 | 2つのイベントが60未満で合計も360未満です。両方のルール違反で不合格になります。 |
高合計の行(500)が依然として不合格であることに注意してください。イベント別の下限と合計の下限は独立したゲートであり、両方ともクリアする必要があります。
結果の意味
このチェッカーで合格は、入力したスコアが陸軍の2つの記録適格最小基準を同時に満たしていることを意味します。つまり、個別イベントが60点未満でなく、6つのイベント全体で360以上の合計スコアです。これが公式採点ルールに基づく合格ACFT記録スコアの閾値です。
不合格は、2つの条件の少なくとも1つが満たされていないことを意味します。これは3つの方法で発生します:1つ以上のイベントが60未満のスコア、6つのイベントの合計が360未満、またはその両方の場合です。各条件は独立して確認されます。
採点ルールの特徴は、一部のイベントで60点を超えることが、60点未満のイベントを相殺することはないということです。デッドリフト、スロー、またはランのスコアが高い場合でも、単一のイベントが60未満に低下すると、不合格になります。イベント別の下限は、合計とは別に6つのイベント全てに適用される厳密なゲートです。これが、1つの55点のイベントで500点の合計を獲得しても不合格になる理由です。このルールは6つのイベントスコアの最小値が最低60であることを要求しており、高い平均値や合計だけではありません。
このツールは文書化されたACFT採点基準を反映しており、一般情報提供目的で提供されています。公式スコアの記録ではなく、認可された採点者と陸軍の公式採点表が記録結果を決定します。
よくある質問
360点あれば合格ですか? 各種目すべてが60点以上である場合に限り合格です。50点と70点の組み合わせで360点に達しても不合格です。
満点は何点ですか? 600点です(各種目100点)。
回数やタイムをそのまま入力するのですか? いいえ。換算後の得点を入力してください。まず公式のACFT採点表で記録を得点に変換しましょう。