このツールでできること
このツールは、米国などで採用されている成績置換(grade replacement)制度を前提としています。成績置換ルールのもとで科目を再履修すると、最初に取得した成績のクオリティポイント(grade points)が記録から取り除かれ、新しい成績のポイントに置き換わります。一方で、合計の履修単位数(credit hours)は変わりません。本ツールは、標準的な4.0スケールでこの仕組みを反映した更新後の累積GPAを試算し、再履修によって数値がどれだけ動くかをひと目で確認できます。なお、こうした成績置換制度は主に米国の大学で見られるもので、日本の大学のGPA制度や評価ルールとは異なる場合があります。在籍校の規定を必ず確認してください。
使い方
次の項目を入力します。現在の累積GPA、これまでに取得した合計単位数、再履修する科目の単位数、最初に取得した旧成績(グレードポイントで入力。例:Dなら1.0)、そして見込みの新成績(例:Aなら4.0)です。入力すると、予測されるGPAとポイントの変化が表示されます。
計算式の仕組み
現在のクオリティポイントは GPA × 合計単位数 で求められます。ここから旧成績の寄与分(旧成績 × 科目単位数)を引き、新成績の寄与分(新成績 × 科目単位数)を足し、同じ合計単位数で割ります。
$$\text{新GPA} = \frac{(\text{GPA} \times C_t) - (G_{old} \times C_c) + (G_{new} \times C_c)}{C_t}$$
成績置換では合計単位数が変わらないため、動くのはクオリティポイントだけです。
計算例
たとえば、合計60単位でGPAが2.80だとします。ここで3単位の科目を再履修し、最初はD(1.0)だった成績を、今回はA(4.0)が取れる見込みとします。
合計ポイント = \(2.80 \times 60 = 168\)。調整後 = $$168 - (1.0 \times 3) + (4.0 \times 3) = 168 - 3 + 12 = 177.$$ 新GPA = \(177 \div 60 = \mathbf{2.95}\) となり、+0.15 の上昇です。
よくある質問
成績平均(grade averaging)方式にも使えますか? いいえ。本ツールは成績置換を前提としています。平均方式では両方の受講回がカウントされ、合計単位数が増えるため、別の計算方法が必要です。
どのグレードポイントを使えばいいですか? A=4.0、B=3.0、C=2.0、D=1.0、F=0.0 が基本です。在籍校がプラス・マイナス評価(例:B+ = 3.3)を採用している場合は、それに合わせて調整してください。
この結果は公式なものですか? いいえ、あくまで概算です。再履修やGPAに関する具体的なルールは、必ず在籍校の教務課(registrar)に確認してください。