GRP(延べ視聴率)とは?
GRP(Gross Rating Points/延べ視聴率)は、メディアキャンペーンがターゲット層に対してどれだけの量・強さで届いたかを示す、広告の標準的な指標です。1GRPは「ターゲットの1%に1回到達した」状態を表します。GRPは「どれだけの人に届いたか(リーチ)」と「何回届いたか(フリークエンシー)」という2つの要素を、ひとつの数値にまとめたもの。これにより、メディアプランナーは異なるキャンペーンや出稿スケジュールを共通のものさしで比較できます。
この計算ツールの使い方
キャンペーンのリーチ(%)=ターゲットのうち少なくとも1回はメッセージに接触したユニークな割合と、平均フリークエンシー=その層が広告を見た平均回数を入力してください。ツールが2つの値を掛け合わせ、合計GRPを算出します。リーチはターゲット全体を超えることはできないため、上限は100%です。
計算式の解説
計算はとてもシンプルです。$$\text{GRP} = \text{リーチ (\%)} \times \text{フリークエンシー}$$リーチがすでにパーセンテージで表されているため、GRPはパーセントではなく「レーティングポイント(点)」として表示されます。たとえば、ターゲットの50%に平均3回到達した場合、150GRPとなります。同じ150GRPは「リーチ75%×フリークエンシー2」でも実現できます。つまりGRPの数値だけでは中身まではわからず、リーチとフリークエンシーはトレードオフの関係にあるのです。
計算例
あるテレビキャンペーンがターゲット市場の60%に到達し、1人あたり平均4回CMを目にしたとします。このとき $$\text{GRP} = 60 \times 4 = \textbf{240GRP}$$ です。もし同じリーチ60%のままで300GRPを狙うなら、フリークエンシーを5まで引き上げる必要があります(\(300 \div 60\))。
よくある質問(FAQ)
GRPとTRPは同じものですか? TRP(Target Rating Points)はGRPと同じ計算式を使いますが、特定のターゲット層に絞って算出する点が異なります。一方GRPは一般層全体を対象とする場合にも用いられます。
GRPからリーチとフリークエンシーを逆算するには? \(\text{リーチ} = \text{GRP} \div \text{フリークエンシー}\)、\(\text{フリークエンシー} = \text{GRP} \div \text{リーチ}\) で求められます。どちらか一方の数値がわかっていれば、もう一方を導き出せます。
GRPは100を超えることがありますか? はい。フリークエンシーがあるため、合計GRPが100を超えるのは日常的なことです。これは単に、累積の露出量がターゲット全員に1回ずつ届いた量より多い、という意味になります。