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公式

公式: HAS-BLEDスコア計算ツール

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結果

HAS-BLEDスコア
0
点(範囲 0〜9)
リスク分類 Low risk
解釈 3点以上は高出血リスクを示し、抗凝固療法中は慎重な管理と定期的な見直しが必要です。

HAS-BLEDスコアとは?

HAS-BLEDスコアは、経口抗凝固療法を検討中、またはすでに服用している心房細動(AF)患者について、1年以内に大出血を起こすリスクを推定するための臨床ツールです。Euro Heart Survey(欧州心臓調査)のデータをもとに開発され、欧州や国際的な循環器ガイドラインで広く推奨されています。なお欧米由来の指標であり、日本では人種差などからリスク評価の解釈が異なる場合がある点に留意してください。名称は、Hypertension(高血圧)、Abnormal renal/liver function(腎機能・肝機能障害)、Stroke(脳卒中)、Bleeding(出血歴または出血傾向)、Labile INR(INRの不安定)、Elderly(高齢、65歳超)、Drugs/alcohol(薬剤・アルコール)の頭文字をとったものです。

8つのHAS-BLED基準がそれぞれ合計スコアに点数を加える様子を示した図
HAS-BLEDの頭字語:各文字が1点となる出血リスク因子を表します。

この計算ツールの使い方

患者さんに該当する臨床因子にチェックを入れてください。ほとんどの因子は1点です。2つのカテゴリーはそれぞれ別項目に分かれています。腎機能障害と肝機能障害はそれぞれ1点(両方該当する場合は2点)、薬剤とアルコールもそれぞれ1点です。チェックした項目を合計して0〜9点のスコアを算出し、リスク分類を表示します。

計算式の解説

スコア = 高血圧 + 腎機能障害 + 肝機能障害 + 脳卒中 + 出血 + INR不安定 + 高齢 + 薬剤 + アルコール。各項目は0点または1点で加算されます。

$$\text{Score} = H + A_{renal} + A_{liver} + S + B + L + E + D_{drugs} + D_{alcohol}$$

$$\text{Score} = \sum_{i=1}^{9} x_i, \quad x_i \in \{0,1\}$$

0〜1点は低リスク、2点は中等度リスク、3点以上は高出血リスクとされ、より慎重な管理と定期的な見直しが推奨されます。ただし、スコアが高いことだけを理由に抗凝固療法を中止すべきではありません。

0から9までの横軸に低・中・高の出血リスク領域を色分けした図
HAS-BLED合計スコア(0〜9)と出血リスク区分の対応。

計算例

72歳男性、コントロール不良の高血圧、過去の大出血歴、NSAIDsの常用がある場合:高血圧(1)+ 高齢65歳超(1)+ 出血(1)+ 薬剤(1)= 4点となり、高リスクに分類されます。

$$\text{Score} = 1 + 1 + 1 + 1 = 4$$

よくある質問

HAS-BLEDスコアが高い場合、抗凝固療法を中止すべきですか? いいえ。高スコアは、より綿密なモニタリングと是正可能なリスク因子(血圧、アルコール、NSAIDsなど)の改善が必要な患者を示すもので、自動的に治療を中止すべきという意味ではありません。

最高点は何点ですか? 最高点は9点です。腎機能・肝機能障害、薬剤・アルコールがそれぞれ別々の1点項目として計2項目ずつカウントされるためです。

これは診断ですか? いいえ。臨床医のためのリスク層別化を支援するツールであり、個々の臨床的判断に取って代わるものではありません。

最終更新: