この計算ツールでできること
対象:日本の地方公務員。本ツールは、地方公務員に支給される退職手当(退職金・一時金)の概算を、平成31年(2019年)以降に退職した場合の国家基準モデルに基づいて試算します。支給率の区分や職責別の調整額(1か月あたりの単価)は国の基準をモデルとしていますが、実際には各自治体(市区町村・都道府県)の条例によって異なる場合があるため、表示される金額はあくまで目安です。なお、特別職の公務員は本ツールの対象外です。
使い方
まず退職理由を選んでください(これによって適用される支給率の区分が決まります)。次に退職日における給料月額(年額ではなく月額、円単位)と、除算期間(休職・育児休業など、勤続年数に算入する割合が下がる期間)を差し引いた後の勤続年数を入力します。続いて調整額の職責区分を、金額の高い順に最大3行まで入力し、それぞれの区分に在職した月数(合計60か月が上限)を記入します。早期退職特例(勤続25年以上かつ年齢50歳以上)に該当する場合は、対応する年齢の加算割合を選択してください。
計算式の解説
退職手当=基本額+調整額。基本額は「給料月額 × 支給率 × 調整割合」で求めます。$$A = \operatorname{round}\!\left( \text{給料月額} \cdot R \cdot \rho \right) + \sum_{k=1}^{3} \text{調整額}_k \cdot \text{月数}_k$$支給率とは給料月額の何か月分を受け取れるかを示す係数で、退職理由と勤続年数の組み合わせによる支給率表から読み取ります(国家基準モデルでは勤続35年以上で上限の \(47.709\) か月)。調整割合は、退職時の年齢が60歳を下回る1年につき最大2%を加算します(50歳で最大+20%)。ただし特例の要件を満たす場合に限ります。調整額は、各職責区分の1か月あたりの金額にその在職月数を掛けて合計したもので、金額の高い上位60か月分のみを計上します。
計算例
退職理由=定年・勧奨退職、給料月額=387,000円、勤続38年、早期退職加算なし(調整割合1.00)の場合。勤続35年以上の支給率は \(47.709\) なので、基本額=$$387{,}000 \times 47.709 \times 1.00 = 18{,}463{,}383\ \text{円}$$調整額は、第2区分 $$78{,}750\ \text{円} \times 36\ \text{か月} = 2{,}835{,}000\ \text{円}$$第3区分 $$70{,}400\ \text{円} \times 24\ \text{か月} = 1{,}689{,}600\ \text{円}$$合計60か月で4,524,600円。退職手当の総額=22,987,983円となります。
よくある質問
この金額は正確ですか? いいえ、国家基準モデルの支給率・単価を使用した概算です。お住まいの自治体が独自の数値を公表している場合がありますので、その場合は職責区分ごとの金額を実際の値に置き換えてご利用ください。
勤続年数には何が含まれますか? 除算期間を差し引いた後の在職期間です。休職・停職・育児休業などの一部期間は、所定の割合で減算してから合計の勤続年数として入力してください。
早期退職の加算が反映されないのはなぜですか? この特例は「勤続25年以上」かつ「年齢50歳以上」の両方を満たす場合のみ適用されます。要件を満たさない場合、調整割合は1.00のままとなります。