このツールでできること
このツールは、化学や生物学でよく使われるSI接頭語どうしのモル濃度を変換します。対応するのはモーラー(M)、ミリモーラー(mM)、マイクロモーラー(µM)、ナノモーラー(nM)、ピコモーラー(pM)です。これは世界共通の単位換算であり、同じ計算がどこでもそのまま当てはまります。実験室でよくある作業がマイクロモルからナノモルへの換算で、この場合は値を1000倍するだけで求められます。
使い方
まず濃度の数値を入力し、次に変換元の単位を選びます。続いて答えを表示したい単位を選んでください。変換後の数値が即座に更新され、計算に使った10のべき乗の倍率もあわせて表示されます。
計算式の仕組み
各接頭語は、基準単位であるモーラー(M)に対する10のべき乗に対応しています。Mは\(10^{0}\)、mMは\(10^{-3}\)、µMは\(10^{-6}\)、nMは\(10^{-9}\)、pMは\(10^{-12}\)です。変換するには、元の指数から変換先の指数を引いた値を10の指数として、その10のべき乗を元の値に掛けます。すなわち $$C_{\text{to}} = C_{\text{from}} \times 10^{\left(e_{\text{from}} - e_{\text{to}}\right)}$$ です。リストを1段下がるごとに1000倍の差があるため、接頭語を1つ小さくすると値は1000倍になり、1つ大きくすると1000分の1になります。
計算例
2.5 µM を nM に変換してみましょう。元の指数は−6、変換先は−9なので、その差は \(-6 - (-9) = 3\) です。倍率は \(10^{3} = 1000\) となり、$$2.5 \times 1000 = 2500 \text{ nM}$$ が得られます。
よくある質問
1 µM は何 nM ですか? ちょうど 1000 nM です。マイクロモーラーはナノモーラーの1000倍の濃度だからです。
nM を µM に戻すには? 1000で割ります(または\(10^{-3}\)を掛けます)。したがって 500 nM = 0.5 µM です。
物質によって結果は変わりますか? いいえ。モル濃度は「1リットルあたりのモル数」なので、接頭語の変換は純粋に10のべき乗で決まり、化合物の種類には左右されません。