このツールについて
このツールは、ppm(百万分率:parts per million、水の場合はmg/Lと同じ)で表した水の硬度を、グレイン/ガロン(gpg)に換算します。グレイン/ガロンは主にアメリカで使われている単位で、軟水器(水軟化装置)の性能表示や硬度の報告に用いられます。一方、ppm/mg/Lは日本を含む世界の大半や検査機関のレポートで標準的に使われる単位です。アメリカ製の軟水器を扱う際などに、両者を変換できると便利です。
使い方
水の硬度をppm(またはmg/L。水の場合この2つは数値が同じです)で入力してください。ツールが自動で17.118で割り、グレイン/ガロン換算値を表示します。アメリカ製の軟水器を設定するときや、検査レポートと軟水器のスペックを照らし合わせるときに役立ちます。
計算式の解説
1グレイン/ガロンは、1リットルあたり炭酸カルシウム17.118ミリグラムに相当します。したがってppmをgpgに換算するには、17.118で割ります。
$$\text{gpg} = \frac{\text{ppm}}{17.118}$$
例として、米国基準で「硬水(hard)」とされる120ppmの場合、\(120 \div 17.118 = 7.01\,\text{gpg}\) となり、米国の一般的な硬度区分で硬水の範囲(7〜10.5gpg)に入ります。
計算例
検査レポートに硬度250mg/Lと記載されていたとします。17.118で割ると、\(250 \div 17.118 \approx 14.6\,\text{gpg}\)。これは「非常に硬い水(very hard)」にあたり、通常は軟水器が必要となるレベルです。
よくある質問
ppmとmg/Lは同じですか? 薄い水溶液の場合はほぼ同じです。\(1\,\text{ppm} \approx 1\,\text{mg/L}\) なので、このツールでは同じ値として扱えます。
どのくらいから硬水ですか? 米国基準のおおよその目安は次の通りです。0〜3.5gpgが軟水、3.5〜7gpgがやや硬い水、7〜10.5gpgが硬水、10.5gpg超が非常に硬い水です。なお、日本では炭酸カルシウム濃度(mg/L)で硬度を表すのが一般的で、区分の基準もこれとは異なります。
なぜ17.118なのですか? 1グレインは64.799mg、1米国ガロンは3.785リットルです。したがって \(64.799 \div 3.785 \approx 17.118\) となり、これが1グレイン/ガロンあたりのmg/L値になります。