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公式

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結果

成長機会の現在価値(PVGO)
$10
将来の成長に起因する価値
成長なし価値(EPS ÷ 株主資本コスト) $40
株価に占めるPVGOの割合(%) 20%

PVGOとは?

PVGOは「成長機会の現在価値(Present Value of Growth Opportunities)」を意味します。これは、企業の現在の株価のうち、既存の利益ではなく将来の成長期待によってどれだけ説明できるかを示す指標です。考え方はシンプルで、株価は2つの要素から成り立っています。1つは、その企業がまったく成長しないと仮定した場合の価値(成長なしの永久年金)。もう1つは、収益性の高い再投資や事業拡大に対して市場が上乗せして評価する追加価値です。

株価の構成要素を表す2つに積み重なった棒グラフ
株価は現在の利益の価値(無成長価値)とPVGOに分解される。

この計算ツールの使い方

入力するのは3つの値だけです。現在の株価、企業の1株当たり利益(EPS)、そして投資家が要求する株主資本コスト(%で入力)です。これらを入力すると、ドル建てのPVGO、成長を織り込まない「成長なし価値」、そして株価に占めるPVGOの割合(%)が表示されます。

計算式の仕組み

このモデルでは、現在の利益を永久年金として扱います。仮に企業が利益をすべて永久に配当として支払い続けると考えると、その価値はEPSを株主資本コスト(\(r\))で割った金額になります。市場がそれを超えて支払っている分が、まさに成長機会の現在価値です。

$$\text{PVGO} = \text{Share Price} - \frac{\text{EPS}}{\dfrac{\text{Cost of Equity (\%)}}{100}}$$

PVGOが大きくプラスであれば、市場がその企業に大きな将来成長を期待していることを示します。PVGOがゼロに近い場合は、成熟して成長余地のない企業として株価が評価されていると考えられます。一方、PVGOがマイナスの場合は、現在の利益に対して株価が割高、あるいは将来の業績悪化が織り込まれている可能性を示唆します。

株価から無成長価値を引くとPVGOになることを示す数式の分解
PVGOは株価から現在の利益を永久年金とみなした現在価値を引いたもの。

計算例

たとえば、株価が50ドル、EPSが4ドル、株主資本コストが10%の銘柄を考えてみましょう。成長なし価値は $$\$4 \div 0.10 = \$40$$ となります。したがって $$\text{PVGO} = \$50 - \$40 = \$10$$ です。つまり、株価50ドルのうち10ドル(20%)が将来の成長期待を反映していることになります。

よくある質問(FAQ)

PVGOが高いと何を意味しますか? 投資家がその企業の将来の利益成長を強く期待し、それに対してプレミアム(上乗せ価格)を支払っていることを示します。

PVGOはマイナスになることがありますか? はい、あります。PVGOがマイナスということは、株価が成長なし価値を下回っている状態です。リスクが過大に見積もられている、業績の悪化が予想されている、あるいは割安な買い場である可能性などが考えられます。

株主資本コストには何を使えばよいですか? 一般的には、CAPM(資本資産評価モデル)で求められる率を用います。これはその銘柄のリスクに対して投資家が要求するリターンを反映したものです。

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