このツールでできること
このダウンライト計算ツールは、部屋をムラなく快適に照らすために必要な埋め込み型照明(ダウンライト/can light)の個数を試算します。計算の基準には、リビングなど一般的な居室で広く使われているアメリカの照明ガイドライン「1平方フィートあたり約70ルーメン」を採用しています。4つの数値を入力するだけで、必要な総ルーメン、おすすめの灯数、均等に配置するための間隔、そして壁面を照らすウォールウォッシャー(アクセント照明)のおおよその本数を、それぞれ算出します。なお基準値はフィート・平方フィートをもとにしている点にご注意ください。日本のlx(ルクス)基準の照度設計とは考え方が異なるため、目安としてご活用ください。
入力する項目
- 部屋の長さ(フィート) – 部屋の長いほうの辺。
- 部屋の幅(フィート) – 短いほうの辺。
- 天井の高さ(フィート) – 参考として記録します。天井が高いほど光が届きにくくなるため、灯数は多めに見積もるのがおすすめです。
- 1灯あたりの明るさ(ルーメン) – 照明1つの明るさ。一般的なLEDダウンライトはおおよそ600〜900ルーメンが目安です。
計算式
このツールは、わかりやすいステップで計算します。
- 部屋の面積 = 長さ × 幅
- 必要なルーメン = 面積 × 70
- 必要な灯数 = 切り上げ(必要なルーメン ÷ 1灯あたりのルーメン)— 照明不足にならないよう、必ず切り上げます
- 配置間隔 = √(面積 ÷ 灯数)。均等なグリッド配置にしたときの1台あたりの間隔(フィート)です
- ウォールウォッシャー = 切り上げ(外周 ÷ 4)。外周 = 2 ×(長さ + 幅)。4フィートごとに1灯のアクセント照明を配置します
計算してみよう(例)
たとえば、長さ16フィート・幅12フィート・天井高8フィートの部屋で、800ルーメンの照明を使う場合は次のようになります。
- 面積 = \(16 \times 12 = 192\)平方フィート
- 必要なルーメン = \(192 \times 70 = 13{,}440\)ルーメン
- 灯数 = \(\left\lceil 13{,}440 \div 800 \right\rceil = \left\lceil 16.8 \right\rceil =\) 17灯
- 配置間隔 = \(\sqrt{192 \div 17} \approx\) 約3.4フィート間隔
- 外周 = \(2 \times (16 + 12) = 56\)フィート。ウォールウォッシャー = \(\left\lceil 56 \div 4 \right\rceil =\) 14灯
この場合、17灯をほぼ均等なグリッド状に、約3.4フィート間隔で配置するイメージです。
よくある質問
なぜ1平方フィートあたり70ルーメンなの? リビングや寝室など、一般的な居室向けに広く使われている基準だからです。キッチンや書斎、作業スペースではより明るさ(80〜100ルーメン)が求められることが多く、その場合は灯数を少し増やすとよいでしょう。
天井の高さで結果は変わる? 灯数は床面積をもとに計算されますが、天井が高いほど光が拡散して暗く感じやすくなります。天井高が9〜10フィートを超える場合は、より高ルーメンの照明を選ぶか、灯数を少し増やすことを検討してください。
ウォールウォッシャーって何のため? 壁の近くに配置して、アート作品や壁面の質感を引き立てるためのアクセント照明です(任意)。部屋の外周に沿って4フィートごとに1灯配置します。天井のメインのグリッド照明とは別枠でカウントします。