屋根トラス計算ツールとは?
屋根トラス計算ツールは、ある長さの屋根を組むために必要なプレハブ(既製)屋根トラスの本数を概算するためのツールです。トラスは建物に沿って一定の「オンセンター間隔(芯々間隔)」で取り付けられます。本ツールは両端に1本ずつ立つトラスも含めて、必要な本数をカウントします。なお、ここでの寸法はアメリカで一般的な「フィート(ft)」単位を前提としています。日本のメートル法(mm・尺モジュールなど)とは異なるため、国内の在来工法・2×4工法で用いる場合は単位換算にご注意ください。
使い方
屋根の長さ(roof length)=トラスが並ぶ方向の距離(フィート単位)を入力し、続いてトラス間隔(truss spacing)=トラス同士のオンセンター距離(芯々間隔。一般的には2 ft/24 in)を入力します。計算ツールは長さを間隔で割り、ベイ(区画)の数を整数に切り上げてから、各ベイの両端にトラスが立つため1本を加算します。
計算式の解説
基本となる式は $$\text{Trusses} = \left\lceil \frac{\text{Roof Length (ft)}}{\text{Truss Spacing (ft)}} \right\rceil + 1$$ です。長さを間隔で割ると、すき間(ベイ)の数が求まります。切り上げ(ceil)を行うことで、最後の半端なベイにもトラスが確保されます。さらに「+1」は、いわゆる「杭と区画(フェンスポスト)」の考え方によるものです。N個のすき間があるなら、それを区切るには N+1 本の杭(トラス)が必要になるためです。
計算例
長さ40 ftの屋根に、トラスを2 ftのオンセンター間隔で並べる場合:\(40 \div 2 = 20\)ベイ。これに1を加えると21本のトラスが必要です。仮に屋根が41 ftであれば、\(\lceil 41 \div 2 \rceil = 21\)ベイとなり、22本のトラスが必要になります。
よくある質問(FAQ)
妻側(ゲーブルエンド)のトラスも含まれていますか? はい。「+1」によって、屋根の両端にそれぞれトラスが立つよう計算されています。
どの間隔を使えばよいですか? 住宅用の屋根では24インチ(2 ft)のオンセンター間隔が標準ですが、荷重が大きい場合には16インチ(1.33 ft)が使われます。最終的には必ず構造設計者(構造エンジニア)や、適用される建築基準に確認してください。日本では建築基準法やモジュールが異なるため、国内の設計者の判断に従ってください。
これはそのまま発注に使える正確な数量ですか? いいえ。あくまで計画段階の概算です。最終的な本数は、トラスメーカーが発行する承認図(割付図)に従い、隅木(ヒップ)・谷木(バレー)・軒の出(オーバーハング)なども考慮して決定してください。