このトーラス体積計算ツールでできること
トーラスとは、円(チューブ)を中心軸のまわりに一周させてできる、ドーナツ型の立体です。本ツールは、わずか2つの寸法――大半径(R)と小半径(r)――を入力するだけで、トーラスの幾何学的な性質をまとめて計算します。体積・表面積・内半径・外半径・中心線の長さ・断面積を一度に求められるので、機械設計や製造、リング状の形状を扱う数学の問題まで幅広く活用できます。
入力する2つの値
- 大半径(R):トーラス全体の中心から、チューブの中心までの距離です。
- 小半径(r):チューブそのものの半径(断面の半径)です。
2つの値は必ず同じ単位(例:cm)で入力してください。結果もすべて同じ単位で表示され、面積は2乗、体積は3乗の単位になります。
使用している計算式
本ツールでは、トーラスに関する標準的な公式を用いています。
- 体積:V = 2π²Rr²
- 表面積:A = 4π²Rr
- 内半径:R − r
- 外半径:R + r
- 中心線の長さ:2πR(チューブの中心が描く円周)
- 断面積:πr²(チューブを輪切りにした1枚分の面積)
計算例
R = 10、r = 3 の場合を見てみましょう。
- 体積 = 2 × π² × 10 × 3² = 2 × 9.8696 × 10 × 9 ≈ 1776.5(立方単位)
- 表面積 = 4 × π² × 10 × 3 = 4 × 9.8696 × 30 ≈ 1184.4(平方単位)
- 内半径 = 10 − 3 = 7
- 外半径 = 10 + 3 = 13
- 中心線の長さ = 2π × 10 ≈ 62.83
- 断面積 = π × 3² ≈ 28.27
よくある質問
大半径と小半径はどう違うのですか? 大半径(R)はトーラスの中心からチューブの中心までの距離を、小半径(r)はチューブそのものの太さを表します。一般的なリング型トーラスでは、Rは常にrより大きくなります。
なぜ体積が「長さ2πRの円柱」と同じになるのですか? パップス・ギュルダンの定理によると、体積はチューブの断面積(πr²)に、その中心が移動する距離(2πR)を掛けたものに等しくなります。これにより 2π²Rr² が導かれます。
rがRより大きい場合はどうなりますか? 内半径(R − r)がマイナスになり、チューブが自分自身と重なり合う状態(自己交差する「ホーン型」や「スピンドル型」のトーラス)になります。式自体は計算できますが、その形状はもはや単純なドーナツ型ではありません。