この計算ツールでできること
このツールは、VinFastの電気自動車(VF 8やVF 9など)が1時間の充電でどれだけ走行距離(マイル)を増やせるかを試算します。単にキロワット(kW)を表示するのではなく、充電器の出力を多くのドライバーが本当に知りたい数値、つまり1時間あたりに追加されるマイル数に変換します。計算式自体はどのEVにも使えますが、初期値はVinFastの仕様にもとづいています。なお、ここで使う「マイル」や「EPA航続距離」は米国基準の指標である点にご注意ください。日本ではWLTCなど別の基準が使われるため、距離はマイル単位で表示されます。
使い方
次の4つの値を入力してください。充電器の出力(kW。例:家庭用レベル2充電器なら11kW、出力が低めのウォールボックスなら7.2kW、DC急速充電なら150kW以上)、充電効率(発熱や変換ロスにより、通常は85〜95%程度)、バッテリー容量(kWh)、そしてEPA基準の航続距離(マイル)です。入力すると、1時間あたりのマイル数と車両の電費(効率)が自動で更新されます。
計算式の仕組み
まず、車両の1マイルあたりの消費電力を求めます:$$\text{kWh/マイル} = \text{バッテリー容量} \div \text{航続距離}$$次に、実効充電出力は \(\text{充電器の出力} \times \text{効率}\) で計算します。この使用可能な出力を1マイルあたりの消費電力で割ると、1時間あたりに追加される走行距離が得られます:$$\text{mph} = \frac{\text{充電器の出力} \times \text{効率}}{\text{バッテリー容量} \div \text{航続距離}}$$
計算例
バッテリー容量82kWh、EPA航続距離215マイルのVinFast車を例に考えます。1マイルあたりの消費電力は $$82 \div 215 \approx 0.3814 \text{ kWh/マイル}$$ です。11kWの充電器を効率90%で使う場合、実効出力は9.9kWになります。1時間あたりに追加される走行距離は $$9.9 \div 0.3814 \approx 25.96 \text{ マイル/時}$$ 1時間あたり25.96マイルとなります。
よくある質問
なぜ効率を100%未満にするのですか? 充電時には、ケーブルや車載充電器、バッテリー内部で熱としてエネルギーが失われます。AC(交流)での家庭充電は効率85〜90%程度になることが多く、DC急速充電はそれより高めです。
急速充電はバッテリーが満たされるにつれて遅くなりますか? はい。DC急速充電は充電残量がおおよそ80%を超えると出力が絞られるため、満充電に近づくと実際の1時間あたりのマイル数は下がります。
これはVinFast専用ですか? 計算式自体はどのEVにも当てはまりますが、初期設定のバッテリー容量と航続距離はVinFastのモデルを反映しています。お乗りの正確なグレードに合わせて数値を変更してください。