児童税額控除(CTC)とは?
この計算ツールは米国の2024年課税年度を対象としたものです。児童税額控除(Child Tax Credit/CTC)は、17歳未満の対象となる子ども1人あたり最大2,000ドルが受けられる連邦税の優遇制度です。修正調整総所得(MAGI)が、夫婦合算申告(Married Filing Jointly)の場合は40万ドル、それ以外の申告区分では20万ドルを超えると、控除額は段階的に縮小されます。なお、これは米国独自の制度であり、日本の児童手当や扶養控除とは仕組みが異なります。本ツールは減額前のおおよその控除額を素早く試算するためのもので、還付型の追加児童税額控除(Additional Child Tax Credit)の上限や、すべての適用要件まで計算するものではありません。
使い方
対象となる子ども(年末時点で17歳未満)の人数を入力し、申告区分を選んで、MAGIを入力してください。本ツールは子どもの人数に2,000ドルを掛け、所得がしきい値を超えた分の5%を差し引いて計算します。算出される推定控除額は、0ドルを下回ることはありません。
計算式の解説
控除額は $$\text{Credit} = \max\!\left(0,\; 2000n - 0.05 \cdot \max(0,\; \text{MAGI} - T)\right)$$ で求められます。ここで \(n\) は対象となる子どもの人数、\(T\) はしきい値(夫婦合算申告なら40万ドル、それ以外は20万ドル)です。5%の減額とは、しきい値を超える1,000ドルごと(実際の規定では端数を切り上げ)に控除額が50ドルずつ減ることを意味します。
計算例
夫婦合算申告で子どもが3人、MAGIが41万ドルの場合を見てみましょう。最大控除額は $$3 \times 2{,}000\text{ドル} = 6{,}000\text{ドル}$$ 超過所得は $$410{,}000\text{ドル} - 400{,}000\text{ドル} = 10{,}000\text{ドル}$$ 減額分は $$5\% \times 10{,}000\text{ドル} = 500\text{ドル}$$ したがって推定控除額は $$6{,}000\text{ドル} - 500\text{ドル} = \mathbf{5{,}500\text{ドル}}$$ となります。
よくある質問(FAQ)
「対象となる子ども」とは誰のこと? 一般に、有効なSSN(社会保障番号)を持つ17歳未満の子どもで、あなたの被扶養者であり、年の半分以上を一緒に暮らしていた場合が該当します。
この控除は還付されますか? 2024年は、追加児童税額控除(Additional Child Tax Credit)として子ども1人あたり最大1,700ドルまで還付の対象となり得ます。本ツールが表示するのは還付上限を考慮しない総額(グロス)の控除額です。
MAGIとは? 多くの申告者にとっては、調整総所得(AGI)に特定の国外所得控除などを加えた金額で、実際にはAGIと同額になることがよくあります。