容積重量とは?
容積重量(DIM重量・容積換算重量とも呼ばれます)は、軽くてかさばる荷物にも、占有スペースに応じた適正な送料を課すために運送会社が用いる料金算出方法です。実測重量だけで料金を決めるのではなく、運送会社は荷物の「実際の重さ」と「体積から算出した重さ」を比較し、いずれか大きいほうを請求対象重量として課金します。
UPSやFedExといった国際輸送ではこの仕組みが標準的に使われており、海外発送を行う際には日本国内の宅配便の感覚とは異なる料金体系になる点に注意が必要です。
この計算ツールの使い方
荷物の長さ・幅・高さを入力し、ご利用の運送会社が採用しているDIM係数を選択したうえで、実測(はかりで量った)重量を入力します。ポンド建てで計算する場合は単位をインチにして係数139または166を、キログラム建てで計算する場合は単位をセンチメートルにして係数5000または6000を使用します。計算ツールは容積重量と請求対象重量の両方を表示します。
計算式の解説
まず荷物の体積を「長さ × 幅 × 高さ」で求めます。その体積をDIM係数で割ることで、体積(立方の値)を重量に換算します。請求対象重量は、実測重量と容積重量のうち大きいほうの値となります。運送会社は常に大きいほうの数値で料金を算出するためです。
$$\text{Billable} = \max\!\left(\text{Actual},\ \text{DIM}\right)$$ $$\text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} \text{DIM} &= \dfrac{\text{Length} \times \text{Width} \times \text{Height}}{\text{DIM Divisor}} \\ \text{Actual} &= \text{Actual Weight} \end{aligned} \right.$$
例として、12 × 10 × 8インチの箱は体積が960立方インチになります。係数139で計算すると、容積重量は \( 960 \div 139 \approx 6.91 \) ポンドです。この箱の実測重量が5ポンドだった場合、請求対象重量は \( \max(5,\ 6.91) = 6.91 \) ポンドとなり、実際には約7ポンドの荷物として送料が課されることになります。
よくある質問(FAQ)
どの係数を使えばよいですか? UPSやFedExの米国国内便では一般的に139(インチ/ポンド)が使われ、国際便や一部のUSPSサービスでは166が用いられます。メートル法では速達系で5000、エコノミー系で6000(立方センチメートル/キログラム)が使われることが多いです。必ずご利用の運送会社の最新料金表でご確認ください。
必ず容積重量で支払うのですか? いいえ。支払うのは請求対象重量、つまり実測重量と容積重量のうち大きいほうです。密度が高く重量のある荷物は、通常そのまま実測重量で課金されます。
切り上げは必要ですか? 多くの運送会社は、各寸法と最終的な重量を次の整数単位まで切り上げます。このツールでは計算したそのままの正確な値を表示するため、ご利用の運送会社の切り上げルールをご自身で適用していただけます。