この計算ツールでできること
小児用量・投与量計算ツールは、体重あたりで指示された薬剤の用量(mg/kg)を、実際に吸い上げて投与する液量(mL)へと換算します。シロップや内用懸濁液、注射液など、体重1kgあたりで処方が出される薬剤の計算で広く使われています。本ツールは汎用的な計算補助を目的としたものであり、医療従事者の臨床判断や各国・各施設の処方基準・添付文書に代わるものではありません。
使い方
入力するのは3つの数値です。処方された用量(mg/kg)、患者の体重(kg)、そして薬剤の濃度(mg/mL、ボトルやバイアルのラベルに記載)。計算ツールは「用量×体重」で必要な総ミリグラム量を求め、それを濃度で割って投与量をミリリットル(mL)で表示します。
計算式の解説
投与量(mL)=(用量 mg/kg × 体重 kg)÷ 濃度 mg/mL。
$$\text{投与量 (mL)} = \frac{\text{用量 (mg/kg)} \times \text{体重 (kg)}}{\text{濃度 (mg/mL)}}$$分子の「用量×体重」は薬剤の総量(mg)です。これを濃度で割るとmgが相殺され、その薬剤量を含む液量、すなわちmLが残ります。
計算例
体重15kgの小児に、25mg/mLで供給される薬剤を10mg/kgで処方する場合。総用量=10×15=150mg。投与量=150÷25=6mL。
$$\text{総用量} = 10 \times 15 = 150\ \text{mg}$$$$\text{投与量} = \frac{150}{25} = 6\ \text{mL}$$したがって、投与する量は6mLとなります。
よくある質問
どの単位を使えばよいですか? 用量はmg/kg、体重はkg、濃度はmg/mLです。単位を統一することが正確な結果を得るための前提となります。
濃度が「mg/5mL」で記載されている場合は? まず1mLあたりに換算してください。例えば250mg/5mLは50mg/mLに相当します。1mLあたりの値を入力します。
最大用量の上限はチェックされますか? いいえ。算出された用量が、患者と薬剤ごとに定められた最大推奨用量を超えていないか、必ずご自身の参照基準で確認してください。