黄金比デザイン計算ツールとは?
黄金比(φ、ファイ ≒ 1.6180339887)は、美術や建築、そして自然界の至るところに見られる比率です。1本の線を「全体:大きい部分=大きい部分:小さい部分」となるように分割すると、非常にバランスが取れて美しいと感じられる比率が生まれます。この計算ツールは、任意の長さやサイズを入力するだけで、黄金比に沿った2つの部分に分割してくれます。Webページのレイアウト設計、文字サイズの調整、グリッドの設計、写真の構図づくりなどに最適です。
使い方
合計値を入力するだけです。単位はピクセル、センチメートル、インチなど何でも構いません。計算ツールは、大きい部分(a)、小さい部分(b)、そしてφの値を表示します。大きい部分は「合計 ÷ φ」で求められ、小さい部分はその残りです。大きい部分をメインのコンテンツ領域や見出しサイズに、小さい部分をサイドバー・キャプション・余白などの補助的な要素に割り当てると効果的です。
計算式の解説
分割には2つのシンプルな式を使います。
$$\text{大きい部分} = \frac{\text{合計}}{\varphi} \qquad \text{小さい部分} = \text{合計} - \text{大きい部分}$$で、φは \(\varphi = 1.6180339887\) で固定されています。φには「\(1/\varphi = \varphi - 1 \approx 0.618\)」という独特の性質があるため、大きい部分は全体の約61.8%、小さい部分は約38.2%になります。さらに、2つの部分の比(\(a/b\))もまたφと等しくなります。
計算例
たとえば、横幅1000ピクセルのレイアウトがあるとします。大きい部分は
$$1000 \div 1.6180339887 \approx 618.03 \ \text{px}$$小さい部分は
$$1000 - 618.03 \approx 381.97 \ \text{px}$$です。つまり、約618 pxのコンテンツ列と約382 pxのサイドバーを並べれば、黄金比に基づいたレイアウトが完成します。
よくある質問
黄金比は「三分割法」と同じですか? いいえ、違います。三分割法は均等に3等分(33/33/33)するのに対し、黄金比は61.8/38.2の比率で分割します。多くのデザイナーは、黄金比のほうがより動きのある印象を与えると感じています。
どの単位を使えばよいですか? 一貫していれば、どんな単位でも構いません。比率は無次元なので、ピクセル、ミリメートル、インチのいずれでも同じように使えます。
なぜ小さい部分は38.2%なのですか? 「\(1 - 1/\varphi = 1 - 0.618 = 0.382\)」だからです。これは、大きい黄金比部分を取り除いたあとに残る割合にあたります。