LVR計算ツールとは?
LVR(Loan-to-Value Ratio/借入比率)とは、物件の価値に対してどれだけの金額を借り入れているかを示す指標で、主にオーストラリアやニュージーランドの金融機関で広く使われています。日本の住宅ローンでいう「融資率」に近い考え方ですが、各国の制度やルールは異なる点に注意してください。この計算ツールでは、「物件価格」と「借入額」という2つの数値を入力するだけでLVRを算出し、あわせて保有する自己資本(エクイティ)の金額とその割合も表示します。住宅ローンの申し込みや借り換えの前に、自分の現在地をすばやく把握できる便利なツールです。
使い方
計算ツールが求める2つの数値を入力するだけです。
- 物件価格($):購入価格、または現在の市場評価額。
- 借入額($):借り入れを予定している金額(または現在の借入残高)。
入力すると、LVR・自己資本(ドル建て)・自己資本比率がただちに表示されます。
計算式の解説
LVRは次の式で求めます。
$$\text{LVR} = \frac{\text{借入額}}{\text{物件価格}} \times 100\%$$
さらに、自己資本(エクイティ)は次のように算出されます。
- \(\text{自己資本(\$)} = \text{物件価格} - \text{借入額}\)
- \(\text{自己資本(\%)} = \frac{\text{自己資本}}{\text{物件価格}} \times 100\)
なお、LVR(%)と自己資本(%)の合計は、つねに100%になります。
計算例
たとえば、物件価格が60万ドルで、48万ドルを借り入れる場合を考えてみましょう。
- LVR = \((480{,}000 \div 600{,}000) \times 100 =\) 80%
- 自己資本 = \(600{,}000 - 480{,}000 =\) 120,000ドル
- 自己資本比率 = \((120{,}000 \div 600{,}000) \times 100 =\) 20%
LVR80%は一つの基準ラインです。これを超えて借り入れると、多くの場合「LMI(Lenders Mortgage Insurance/貸し手向け住宅ローン保険)」の支払いが必要になります。
よくある質問
理想的なLVRはどのくらい? 多くの金融機関は、LVRが80%以下であることを好みます。通常はLMI(貸し手向け住宅ローン保険)を回避できるためです。LVRが低いほど金融機関にとってのリスクが小さく、より有利な金利を引き出せる可能性があります。
なぜLVRが審査で重要なの? 金融機関はLVRをリスク評価に用います。LVRが高いと、物件価格が下落した際の余裕(バッファ)が少なくなるため、審査の可否、金利、そしてLMIの支払いの有無に影響します。
購入価格と評価額、どちらを使うべき? 金融機関は通常、購入価格と独自の査定額のうち、低いほうを採用します。現実的な見積もりを得るには、自分の利用する金融機関が採用しそうな数値を入力するとよいでしょう。