このPPI計算ツールでできること
このツールは、あらゆるディスプレイの画素密度をPPI(1インチあたりのピクセル数)で算出します。PPIは画面の精細さを示す世界共通の指標で、国や測定基準に左右されません。ただし計算には対角線の画面サイズ(インチ単位)が必要です。これは、モニター・スマートフォン・テレビが世界中で「○インチ」と表記される標準的な寸法です。PPIに加えて、画面の総画素数と、約分したアスペクト比も同時に表示します。
入力する3つの項目
- 画面サイズ(インチ):ディスプレイの対角線の長さ。0〜1000の範囲で入力します。
- 横方向の解像度(ピクセル):横幅方向のピクセル数(例:1920)。最大100,000まで。
- 縦方向の解像度(ピクセル):高さ方向のピクセル数(例:1080)。最大100,000まで。
いずれかの値がこの範囲を外れると、結果ではなくエラーが表示されます。
計算式のしくみ
PPIは、対角線方向の解像度を対角線の画面サイズで割って求めます。対角線方向の解像度は、三平方の定理(ピタゴラスの定理)で計算します。
$$\text{PPI} = \frac{\sqrt{\text{H Res}^{2} + \text{V Res}^{2}}}{\text{Screen Size (in)}}$$- 対角線解像度 = \(\sqrt{\text{横}^2 + \text{縦}^2}\)
- PPI = 対角線解像度 ÷ 画面サイズ(インチ)
- 総画素数 = 横 \(\times\) 縦
- アスペクト比 = 横と縦の解像度を最大公約数(GCD)で割った値
計算例
解像度1920×1080の24インチモニターを例に見てみましょう。
- 対角線解像度 = \(\sqrt{1920^2 + 1080^2} = \sqrt{3{,}686{,}400 + 1{,}166{,}400} = \sqrt{4{,}852{,}800} \approx 2202.9\) ピクセル
- PPI = \(2202.9 \div 24 \approx\) 91.8 PPI
- 総画素数 = \(1920 \times 1080 = 2{,}073{,}600\)
- 1920と1080の最大公約数は120なので、アスペクト比は16:9に約分されます
この約92 PPIは一般的なデスクトップモニターの典型値です。一方、現代のスマートフォンは同じ理由で400 PPIを超えることも珍しくありません。はるかに小さなインチ数に、より多くのピクセルが詰め込まれているためです。
よくある質問
PPIはどのくらいあれば十分? 目に近づけて使うスマートフォンなら、300 PPI以上で精細に見えます。離れて見るデスクトップモニターは90〜110 PPI程度でも十分シャープに感じられ、4Kディスプレイでは140〜160 PPIに達します。
なぜ横幅ではなく対角線を使うの? 画面サイズは常に対角線で表記されるため、単位を揃えるには対角線方向の解像度を使う必要があるからです。
解像度が高ければPPIも必ず高くなる? いいえ。PPIは画面サイズにも左右されます。大型の4Kテレビでもピクセルがたくさんのインチにわたって広がっているため、小型のフルHDスマートフォンよりPPIが低くなることがあります。