この動画ビットレート計算機でできること
この動画ビットレート計算機は、解像度・フレームレート・再生時間と、あなたが選んだ圧縮比をもとに、動画のビットレートと最終的なファイルサイズの目安を算出します。書き出しやアップロードの前に「どれくらいの保存容量や通信帯域が必要か」をサッと把握したいクリエイター、映像制作者、配信者、編集者にぴったりの手軽な計画ツールです。
入力する項目
- 解像度— 1920×1080(1080p)、1280×720(720p)、3840×2160(4K)から選びます。計算機はこれを幅と高さに分け、1フレームあたりのピクセル数を求めます。
- フレームレート(fps)— 1秒間に表示されるフレーム数です(例:24、30、60)。
- 再生時間(分)— クリップの長さで、ファイルサイズ全体を算出する際に使います。
- 圧縮比— どれだけ強く圧縮するかを表します。数値が大きいほど圧縮が強く、ビットレートが下がり、ファイルは小さくなります。
計算式の解説
ビットレートは次の式で求めます。
$$\text{ビットレート(bps)} = \frac{W \times H \times 24 \times \text{フレームレート(fps)}}{\text{圧縮比}}$$「24」は想定している色深度です(24ビットカラー、つまり赤・緑・青の各チャンネルに8ビットずつ)。幅 × 高さで1フレームあたりのピクセル数が求まり、これに24を掛けると1フレームあたりのビット数、さらにフレームレートを掛けると圧縮前の1秒あたりのビット数になります。これを圧縮比で割ることで、コーデックがそのデータをどれだけ縮小するかを反映しています。
ファイルサイズはここから導きます。1秒あたりのビット数 \(\times\) 60 \(\times\) 再生時間(分)で総ビット数が求まり、これを \(8 \times 1024 \times 1024\) で割るとメガバイト(MB)に、さらに1024で割るとギガバイト(GB)に換算できます。
計算例
たとえば、1080p・30fps・再生時間10分・圧縮比100のクリップを考えてみましょう。
- 1フレームあたりのピクセル数:\(1920 \times 1080 = 2{,}073{,}600\)
- 1秒あたりのビット数:$$\frac{2{,}073{,}600 \times 24 \times 30}{100} = 14{,}929{,}920 \ \text{bps} \approx 14{,}930 \ \text{Kbps} \approx 14.93 \ \text{Mbps}$$
- 10分間の総ビット数:\(14{,}929{,}920 \times 60 \times 10 = 8{,}957{,}952{,}000\) ビット
- ファイルサイズ:$$\frac{8{,}957{,}952{,}000}{8 \times 1024 \times 1024} \approx 1{,}067 \ \text{MB} \approx 1.04 \ \text{GB}$$
よくある質問
圧縮比はどれくらいに設定すればいい? 使うコーデックや目指す画質によって変わります。低めの値(例:20〜50)はディテールを多く残せますがファイルは大きくなり、高めの値(100以上)は容量を節約できる代わりに画質が下がります。いくつか試して、ちょうどよいバランスを見つけてください。
なぜ24ビットカラーを前提にしているの? 24ビット(RGB各チャンネル8ビット)は、一般的な民生用動画の標準です。10ビットのHDR素材を扱う場合、実際のビットレートはこの見積もりより高くなります。
表示されるファイルサイズは正確な値? いいえ、あくまで目安です。実際のコーデックは可変ビットレートを使い、音声トラックやコンテナのオーバーヘッドも加わります。算出結果は厳密な数値ではなく、計画の参考値として活用してください。