マークアップ計算ツールとは?
マークアップ計算ツールは、商品の原価と希望するマークアップ率(値入率)を入力することで、販売価格を算出するツールです。マークアップとは、間接費(オーバーヘッド)をまかない、利益を確保するために原価に上乗せする金額のこと。原価に対する割合(パーセント)で表すため、取り扱う全商品に一貫した価格設定ルールを簡単に適用できます。
使い方
仕入れにかかった原価と、上乗せしたいマークアップ率(%)を入力してください。販売価格、1個あたりの利益額、利益率が一度に表示されます。小売価格の設定、卸売の見積もり、仕入先との交渉時の「もしこの値段なら?」というシミュレーションなど、幅広く活用できます。
計算式の解説
基本となる計算式は次のとおりです。
$$\text{販売価格} = \text{原価} \times \left(1 + \frac{\text{マークアップ率}}{100}\right)$$
すでに販売価格が分かっていてマークアップ率を求めたい場合は、式を変形して$$\text{マークアップ率} = \frac{\text{販売価格} - \text{原価}}{\text{原価}} \times 100$$とします。なお、マークアップ(値入率)と利益率(マージン)は別物です。マークアップは「原価」に対する利益の割合、利益率は「販売価格」に対する利益の割合を指します。
計算例
たとえば原価50ドルの商品に40%のマークアップを適用するとします。販売価格は $$50 \times (1 + 0.40) = 50 \times 1.40 = 70 \text{ドル}$$ 。利益は \(70 - 50 = 20\) ドル、利益率は \(20 \div 70 \times 100 \approx 28.57\%\) となります。
よくある質問(FAQ)
マークアップと利益率(マージン)は同じですか? いいえ、違います。40%のマークアップを適用しても、利益率は約28.6%です。マークアップは原価を基準に、利益率は販売価格を基準に計算します。
マークアップは100%を超えることもありますか? はい。100%のマークアップは原価をそのまま2倍にすることを意味します。間接費が高い業種や、少量販売の業種では、さらに高いマークアップも珍しくありません。
分かっている販売価格からマークアップ率を求めるには? 販売価格から原価を引き、その差を原価で割って100を掛けます。