このツールでできること
このツールは、商品の原価と売価を入力するだけで、ビジネスに欠かせない3つの指標——粗利益・利益率・マークアップ(値入率)——を自動で算出します。「利益率」と「マークアップ」はよく混同されがちですが、答える問いはまったく異なります。利益率は「売上のうち手元に残る割合」を、マークアップは「原価にどれだけ上乗せしたか」を示します。両方を理解しておくことで、適切な価格設定ができ、利益をしっかり守ることができます。
使い方
商品を仕入れた原価と、販売する売価を入力してください。計算ツールが瞬時に、利益率(売価に対する割合)、マークアップ(原価に対する割合)、そして金額ベースの粗利益を表示します。計算はすべて比率で行うため、円・ドルなどどの通貨でもそのまま使えます。
計算式の解説
粗利益はシンプルに 売価 − 原価 で求められます。これを売価に対する割合で表したものが利益率で、(売価 − 原価)÷ 売価 × 100 で計算します。一方、原価に対する割合で表したものがマークアップで、(売価 − 原価)÷ 原価 × 100 となります。割る数(分母)が異なるため、同じ商品でもマークアップは利益率より必ず大きい数値になります。
$$\begin{gathered} \text{粗利益} = \text{売価} - \text{原価} \\[1.5em] \text{利益率} = \frac{\text{粗利益}}{\text{売価}} \times 100\% \qquad \text{マークアップ} = \frac{\text{粗利益}}{\text{原価}} \times 100\% \end{gathered}$$
計算例
たとえば、原価60ドルの商品を100ドルで販売する場合を考えてみましょう。粗利益は \(100 - 60 = 40\) ドル。利益率は \(40 \div 100 \times 100 = \mathbf{40\%}\)。マークアップは \(40 \div 60 \times 100 = \mathbf{66.67\%}\) です。つまり、売上1ドルあたり40%が利益として残り、原価に対して66.67%上乗せして販売していることになります。
よくある質問
利益率とマークアップ、どちらを管理すべき? 利益率は売上を基準にしているため、収益性を把握したり商品間で比較したりするのに最適です。マークアップは、わかっている原価から価格を決めるときに役立ちます。
利益率がマイナスになることはある? あります。売価が原価を下回る場合、利益率も粗利益もマイナスとなり、赤字で販売している状態を意味します。
なぜマークアップは利益率より大きくなるの? マークアップは利益を小さい数(原価)で割るのに対し、利益率は大きい数(売価)で割るため、マークアップの数値は常に大きく見えます。