この微量栄養素計算ツールでできること
このツールは、あなたのライフステージに合わせて、欠かせないビタミンやミネラルの1日あたりの摂取目安量を表示します。基準として用いているのは、米国の全米アカデミーズ(旧・米国医学研究所/IOM)が公表する「食事摂取基準(Dietary Reference Intakes:DRI)」です。そのため、数値は米国の栄養ガイダンスを反映したものですが、日本の「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」をはじめとする各国の推奨量とも、大まかには近い水準にあります(ただし国によって基準は異なります)。年齢と性別を入力すると、ツールが該当するDRIの年齢区分に振り分け、カルシウム・鉄・亜鉛・ヨウ素・マグネシウム・銅・セレン・リン・カリウム・ナトリウムなどの1日の目標値を返します。
入力する項目
- 年齢(歳) ― 満年齢(歳)を入力します。
- 年齢(月) ― 端数の月数。必要量が短期間で大きく変わる乳幼児では特に重要です。
- 性別 ― 男性・女性。9歳以上では、一部の栄養素(クロム・マンガン・カリウムなど)で数値が変わります。
計算のしくみ
覚えておくべき計算式はありません。ツールは入力された「歳」と「月」を合計の月数(歳 × 12 + 月)に換算し、その値を固定されたDRIの年齢区分に当てはめます。
- 0〜6か月、6〜12か月、1〜3歳、4〜8歳、9〜13歳……といった区分があります。
- 各区分には推奨値の一覧表が用意されています。区分内で男女によって値が異なる栄養素については、入力した性別に応じた数値が返されます。
結果として、そのライフステージに対応した1日必要量の一覧表が、ミリグラム(mg)またはマイクログラム(µg)で表示されます。
具体例で見てみる
たとえば 年齢10歳・0か月 を入力し、男性 を選んだ場合を考えます。ツールは 10 × 12 = 120 か月と計算し、これは9〜13歳の区分に入ります。返される値には、カルシウム1300 mg、鉄8 mg、亜鉛8 mg、ヨウ素120 µg、マグネシウム240 mg、リン1250 mg などが含まれます。性別が男性なので、クロムは25 µg、カリウムは2500 mg となります。同じ年齢の女性であれば、クロム21 µg、カリウム2300 mg と表示されます。
よくある質問
なぜ「歳」だけでなく「月」も入力する必要があるのですか? 乳児の必要量は0〜6か月と6〜12か月の間で大きく変化します。月数を入力することで、赤ちゃんが正しい区分に振り分けられます。
性別によって必ず数値が変わるのですか? いいえ。9歳未満では男女の値は同じです。差が出るのは、9歳以上の一部の栄養素のみです。
これは一人ひとりに合わせた医学的な推奨量ですか? いいえ。あくまで米国の一般集団向けの目安値であり、妊娠・病気・個人差などは考慮していません。個別のアドバイスについては、医師や管理栄養士など専門家にご相談ください。