この計算ツールでできること
このツールは、マルチング(敷き材)作業の計画をまるごとサポートします。花壇の面積と敷きたいマルチの深さを入力すると、体積(立方フィート・立方ヤード)、購入すべき袋数、バラ売りで注文する立方ヤード数、推定重量、そして袋買い・バラ買いそれぞれの総費用を一度に算出します。単位は米国慣用単位(平方フィート、インチ、立方フィート、立方ヤード、ポンド)が基準ですが、計算の考え方は世界共通で、メートル法での入力にも対応しています。日本では「立米(㎥)」や「袋」単位で販売されるのが一般的なので、結果の単位を読み替えてご活用ください。
使い方
まず花壇の面積と、その単位(平方フィート・平方ヤード・平方メートル)を選びます。次にマルチの深さと単位(インチ・フィート・センチメートル)を設定してください。新しく敷く場合は「沈み込み分10%」の余裕を残しておき、毎年の追加分なら「なし」を選びます。袋のサイズ(2.0または3.0立方フィートが一般的)を指定し、必要に応じて1袋あたりの価格、バラ売りの立方ヤード単価、マルチの密度を入力すると、費用の比較や重量の見積もりができます。
計算式の解説
はじめにすべての値を統一します。面積は平方フィートに、深さはフィートに換算します(インチは12で割ります)。立方フィートの体積は「面積 × 深さ × 沈み込み係数」です。
$$\text{Volume (ft}^3\text{)} = \text{Area (ft}^2\text{)} \times \text{Depth (ft)} \times \text{Settling}$$
立方ヤードはこれを27で割って求めます。1立方ヤードは3×3×3=27立方フィートだからです。
$$V_{yd^3} = \frac{V_{ft^3}}{27}$$
必要な袋数は体積を袋サイズで割り、袋は分割購入できないため切り上げます。
$$\text{bags} = \lceil V_{ft^3} / b \rceil$$
重量は「立方ヤード × 密度」で計算します。
$$W = V_{yd^3} \times \rho$$
バラ売りの注文量は0.5ヤード刻みで販売する業者が多いため、最も近い0.5ヤード単位に切り上げます。
計算例
面積200 ft²、深さ3インチ、新規施工(×1.10)、2.0立方フィートの袋を1袋$4.50、バラ売り$35/yd³、密度600 lb/yd³の場合:深さ=0.25 ft、補正前の体積=50 ft³、沈み込み分を加えて55 ft³=2.04 yd³。
$$V_{ft^3} = 200 \times 0.25 \times 1.10 = 55 \text{ ft}^3$$
$$V_{yd^3} = \frac{55}{27} = 2.04 \text{ yd}^3$$
袋数=切り上げ(55÷2.0)=28袋=$126.00。
$$\text{bags} = \lceil 55 / 2.0 \rceil = 28 \to 28 \times \$4.50 = \$126.00$$
バラ売りは切り上げで2.5 yd³=$87.50。
$$2.5 \times \$35 = \$87.50$$
重量=2.04×600=約1,222 lb(0.61トン)。
$$W = 2.04 \times 600 \approx 1{,}222 \text{ lb}$$
この例ではバラ売りのほうが割安になります。
よくある質問
マルチはどのくらいの深さに敷けばよいですか? 一般的な植え込みは2〜3インチ、樹木・低木や新しい花壇は3〜4インチ、遊び場の安全マットゾーンは6〜12インチが目安です。
1立方ヤードは何袋分ですか? 27÷袋サイズで求めます。2.0立方フィートの袋なら13.5袋、3.0立方フィートの袋なら9袋です。
重量がばらつくのはなぜですか? 密度はマルチの種類や湿り気に大きく左右されます(おおよそ400〜900 lb/yd³)。正確な重量を知りたい場合は、購入先の業者に密度を確認してください。