脈圧とは?
脈圧とは、収縮期血圧(上の数値。心臓が収縮して血液を送り出すときの値)と拡張期血圧(下の数値。心臓が拍動の合間に休んでいるときの値)の差のことです。単位はミリメートル水銀柱(mmHg)で表され、心臓が1回の収縮で生み出す力の強さを反映します。多くの成人では、安静時の脈圧はおおむね40〜60mmHgが目安とされています。
このツールの使い方
血圧測定で得られた収縮期血圧と拡張期血圧の値を入力すると、脈圧がすぐに表示されます。あわせて平均血圧(MAP)の目安も算出し、脈圧が「低い」「正常」「高い」のいずれに当てはまるかを判定します。本ツールはあくまで学習・参考用であり、医師による診断やアドバイスに代わるものではありません。
計算式の解説
計算はとてもシンプルで、$$\text{脈圧} = \text{収縮期血圧} - \text{拡張期血圧}$$です。たとえば血圧が120/80mmHgの場合、脈圧は \(120 - 80 = 40\,\text{mmHg}\) となります。平均血圧の目安は$$\text{MAP} \approx \text{拡張期血圧} + \frac{1}{3} \times (\text{収縮期血圧} - \text{拡張期血圧})$$で求められ、1拍のうち時間の長い拡張期に重みを置いて計算します。
計算例
たとえば血圧が140/85mmHgだとします。脈圧は \(140 - 85 = 55\,\text{mmHg}\) となり、これは正常範囲に収まっています。平均血圧の目安は $$\text{MAP} = 85 + \frac{55}{3} \approx 103.3\,\text{mmHg}$$ となります。
よくある質問
脈圧が高いとどういう意味ですか? 脈圧がおよそ60mmHgを超える場合(「脈圧が大きい」状態)は、太い動脈の硬化を示している可能性があり、心血管リスクの上昇と関連することがあります。
脈圧が低いとどういう意味ですか? 脈圧がおよそ40mmHgを下回る場合(「脈圧が小さい」状態)は、心不全や大量出血など、1回拍出量が低下する状態で起こることがあります。
脈圧と心拍数は同じものですか? いいえ、違います。心拍数は1分あたりの拍動の回数を数えるものですが、脈圧は1拍ごとの血圧の差を表します。