読みやすさ測定ツールとは?
このツールは、英文がどれくらい読みやすいかを2つの定番指標で評価します。1つはフレッシュ・リーディング・イーズ(Flesch Reading Ease)スコア、もう1つはフレッシュ・キンケイド学年レベル(Flesch-Kincaid Grade Level)です。どちらも単語数・文数・音節数というシンプルな統計だけで算出できます。教育現場や出版業界、さらにはアメリカ政府の「プレーン・ランゲージ(平易な英語)」ガイドラインでも広く使われています。なお、これらの指標は英語向けに設計されたもので、日本語の文章には直接当てはまらない点にご注意ください。
使い方
まず、評価したい英文の代表的な部分(1〜2段落あれば十分です)について、単語数・文数・音節数を数えます。その3つの数値を入力するだけで、2つのスコアに加えて「1文あたりの単語数」「1単語あたりの音節数」の平均値、そして結果の意味をわかりやすく示した解説が即座に表示されます。
計算式の解説
フレッシュ・リーディング・イーズの計算式は次のとおりです。$$\text{FRE} = 206.835 - 1.015\left(\frac{\text{単語数}}{\text{文数}}\right) - 84.6\left(\frac{\text{音節数}}{\text{単語数}}\right)$$ スコアはおよそ0(非常に難しい)から100(非常に易しい)の範囲をとります。フレッシュ・キンケイド学年レベルは、同じ平均値をアメリカの学年(grade)に換算するもので、$$\text{FKGL} = 0.39\left(\frac{\text{単語数}}{\text{文数}}\right) + 11.8\left(\frac{\text{音節数}}{\text{単語数}}\right) - 15.59$$ で求めます。
計算例
たとえば、ある英文が単語数120、文数8、音節数180だったとします。1文あたりの単語数 \(= 120 \div 8 = 15\)、1単語あたりの音節数 \(= 180 \div 120 = 1.5\) となります。$$\text{FRE} = 206.835 - 1.015 \times 15 - 84.6 \times 1.5 = 206.835 - 15.225 - 126.9 = 64.71$$ $$\text{FKGL} = 0.39 \times 15 + 11.8 \times 1.5 - 15.59 = 5.85 + 17.7 - 15.59 = 7.96$$ となり、おおよそアメリカの8年生(中学2年生相当)の読解レベルだとわかります。
よくある質問
フレッシュ・スコアはどのくらいが「良い」目安ですか? 60〜70 がほとんどの大人にとって読みやすい「平易な英語」とされています。数値が高いほど読みやすいことを意味します。
音節はどうやって数えればいいですか? 単語ごとに母音の音の数を数えます。長い文章の場合は、専用ツールや辞書を活用すると便利です。
これらの計算式はどの言語にも使えますか? いいえ。これらは英語向けに調整された指標です。日本語をはじめ他の言語には、それぞれに適応させた別の計算式が必要になります。