この勾配計算ツールでできること
このツールは、勾配を表す2つの基本数値(高さ=垂直距離と、水平距離)から、4種類の便利な結果を一度に算出します。具体的には、勾配のパーセント、小数表示の勾配、角度(度)、そして簡略化した比率です。単位は問いません。メートル、フィート、センチメートル、インチのいずれでも、2つの数値の単位がそろってさえいれば計算できます。建設、造園、道路やスロープの設計、屋根工事、排水計画など、世界中のあらゆる場面で活用されています。
入力する2つの数値
- 高さ(垂直距離) — 計測した区間で、面がどれだけ上がる(または下がる)かを表します。
- 水平距離 — 水平方向に進んだ、平らな距離です。
計算式
基本となる計算は、いたってシンプルです。
勾配パーセント =(高さ ÷ 水平距離)× 100
同じ2つの数値から、ツールは次の値も導き出します。
- 小数表示の勾配 = 高さ ÷ 水平距離
- 角度(度) = arctan(高さ ÷ 水平距離)を度に換算した値
- 比率 =「1 :(水平距離 ÷ 高さ)」を小数第2位まで四捨五入した値
計算例
ある通路が、水平距離20メートルに対して2メートル上がっている場合を考えてみましょう。
- 勾配パーセント =(2 ÷ 20)× 100 = 10%
- 小数表示の勾配 = 2 ÷ 20 = 0.1
- 角度 = arctan(0.1)≒ 5.71°
- 比率 = 1 :(20 ÷ 2)= 1:10
つまり、水平距離20メートルに対して2メートルの高さは10%勾配。ほどよく、それでもはっきりと感じられる傾斜です。
よくある質問
勾配パーセントと角度(度)は同じものですか? いいえ、違います。100%勾配は90°ではなく、45°の角度になります。パーセントはあくまで「高さ ÷ 水平距離」であり、角度そのものではないためです。このツールでは両方を表示するので、手作業で換算する必要はありません。
どの単位を使えばよいですか? 長さの単位であれば何でも構いませんが、高さと水平距離は必ず同じ単位にそろえてください。計算式は比率なので、単位は打ち消し合い、パーセントの値は変わりません。
比率の表示が見慣れない形になるのはなぜですか? 比率は常に「1 :(水平距離 ÷ 高さ)」の形で表されます。ゆるやかな勾配では右側の数値が大きくなり(例:1:20)、急な勾配では小さくなります(例:1:2)。高さが水平距離より大きい場合、比率は1:1より小さくなります。