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公式

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結果

補正ナトリウム値
134.8
mEq/L
測定ナトリウム値 130 mEq/L
血清グルコース値 400 mg/dL
加算された補正値 +4.8 mEq/L

高血糖時のナトリウム補正とは?

血糖値が高い状態では、浸透圧の作用によって細胞内から血液中へ水分が移動します。その結果、血清ナトリウムが希釈され、実際よりも低い値(偽性低ナトリウム血症)として測定されてしまいます。高血糖時のナトリウム補正式は、「もし血糖値が正常だったらナトリウム値はいくつになるか」を推定するもので、患者さんの本当のナトリウム値と体液バランスを判断する手助けとなります。本ツールはあくまで一般的な教育・参考目的のものであり、臨床判断に取って代わるものではありません。

グルコースが細胞から血液へ水を引き込み、ナトリウムを希釈する様子を示す図
高血糖は細胞から水を引き出し、測定されるナトリウムを希釈します。

計算ツールの使い方

検査で測定された血清ナトリウム値(mEq/L)と、血清グルコース値(mg/dL)を入力してください。補正後のナトリウム値、補正で加算された量、そして参考として入力値が表示されます。本式は血糖値が100mg/dLを超える場合に最も役立ちます。100mg/dLを下回ると補正値がマイナスになり、臨床的にはほとんど意味を持たなくなります。

計算式の解説

本ツールでは、広く引用される補正係数0.016を使用しています。

$$\text{補正Na} = \text{測定Na} + 0.016 \times (\text{グルコース} - 100)$$

基準値の100mg/dLを血糖値が1mg/dL上回るごとに、測定ナトリウム値に0.016mEq/Lが加算されます。これは血糖値100mg/dLあたり約1.6mEq/Lに相当します。なお、研究者によっては係数0.024(100mg/dLあたり約2.4mEq/L)を用いることもあり、血糖値が非常に高い場合にはこちらの方がより正確とされることもあります。

測定ナトリウムに補正値を加えると補正後ナトリウムになることを示す棒グラフ
この計算式は、グルコースが100 mg/dLを超えた分に比例した補正を加えます。

計算例

ある患者さんの測定ナトリウム値が130mEq/L、血糖値が600mg/dLだったとします。補正値=\(0.016 \times (600 - 100) = 0.016 \times 500 = 8\)mEq/L。補正ナトリウム値=\(130 + 8 = 138\)mEq/Lとなります。一見みられる低ナトリウム血症は高血糖によって説明でき、真のナトリウム値は正常範囲内であることがわかります。

よくある質問(FAQ)

なぜ100を引くのですか? 100mg/dLは正常な空腹時血糖値の目安です。補正はこの基準値を超える血糖値に対してのみ適用されます。

正しい係数は0.016と0.024のどちらですか? どちらも使われています。古典的な1.6mEq/L(係数0.016)が最も広く教えられていますが、血糖値が非常に高い場合には2.4の係数の方が実測値とよく一致することがあります。

治療の指針となるのはどちらのナトリウム値ですか? 補正後のナトリウム値は真のナトリウム状態を反映し、測定値は浸透圧による希釈を反映します。いずれも臨床全体の状況とあわせて解釈する必要があります。

最終更新: