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公式

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結果

ナトリウム排泄分画(FENa)
0.57%
FENa(%)
FENa < 1% 腎前性高窒素血症を示唆(腎臓がナトリウムを保持している状態)
FENa > 2% 腎性(腎実質)の障害を示唆(例:急性尿細管壊死)
FENa 1〜2% 判定困難/所見が重なり合う可能性あり

FENa計算機とは?

ナトリウム排泄分画(FENa:Fractional Excretion of Sodium)は、急性腎障害(AKI)を評価するための臨床指標です。腎臓でろ過されたナトリウムのうち、最終的に尿へ排泄される割合をパーセンテージで示します。腎臓への血流(腎灌流)が低下すると腎臓はナトリウムを積極的に再吸収するため、FENaを用いることで、血流不足による腎前性の原因と、急性尿細管壊死(ATN)などの腎実質そのものの障害(腎性)とを鑑別する手がかりになります。

低値から高値のFENaスケールで腎前性腎障害と腎実質性腎障害を比較した図
低いFENa(<1%)は腎前性の原因を、高いFENa(>2%)は腎実質の障害を示唆します。

使い方

同じタイミングで採取した血清(血漿)とスポット尿について、それぞれのナトリウムとクレアチニンを測定します。まず尿中ナトリウムと尿中クレアチニンを入力し、続いて血漿ナトリウムと血漿クレアチニンを入力してください。一般的にナトリウムはmEq/L、クレアチニンはmg/dLで表しますが、計算上は単位が相殺されるため、尿と血漿で単位をそろえてさえいれば問題ありません。計算機はFENaをパーセンテージで返します。

計算式の解説

$$\text{FENa} = \frac{\text{尿中Na} \times \text{血漿Cr}}{\text{血漿Na} \times \text{尿中Cr}} \times 100\%$$分子は排泄されるナトリウムをクレアチニンに対する相対量として表し、分母はろ過された負荷量で標準化する役割を持ちます。最後に100を掛けることで、わかりやすいパーセンテージに変換します。

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尿と血漿のナトリウムおよびクレアチニンを入力とするFENa計算式の図
FENaは尿と血漿のナトリウムおよびクレアチニンを一つの割合にまとめます。

計算例

たとえば、尿中Na=20 mEq/L、血漿Cr=4 mg/dL、血漿Na=140 mEq/L、尿中Cr=50 mg/dLの場合を考えます。$$\text{FENa} = \frac{20 \times 4}{140 \times 50} \times 100 = \frac{80}{7000} \times 100 = 1.14\%$$1%前後の値は腎前性の原因を示唆します。

よくある質問

腎前性AKIを示すFENaの値は? FENaが1%未満の場合は一般に腎前性の原因を示し、2%を超える場合は急性尿細管壊死(ATN)などの腎性障害が疑われます。

FENaが当てにならないのはどんなとき? 利尿薬を服用している患者、慢性腎臓病(CKD)の患者、造影剤腎症などの病態では、FENaが誤解を招くことがあります。利尿薬使用時には、尿素排泄分画(FEUrea)の方が信頼できる場合があります。

単位の選び方は結果に影響しますか? いいえ。ナトリウムを尿と血漿で同じ単位、クレアチニンも両方で同じ単位にそろえていれば、比をとる過程で単位は相殺されるため、結果に影響しません。

最終更新: