株式投資シミュレーターでできること
このシミュレーターは、まとまった資金で運用をスタートし、その後も毎月コツコツ積み立てていった場合に、株式投資がどれくらい増えていくかを試算するツールです。初期投資額の複利成長と、毎月の積立金を組み合わせて計算し、最終的な資産額・実際に投じた元本の合計・運用によって得られた利益額をそれぞれ表示します。さらに、投資期間中の資産推移を1年ごとに分解して示すので、残高が積み上がっていく様子をひと目で確認できます。なお、通貨記号($)やパーセントは汎用的な表記のため、どの国の方でもそのままお使いいただけます。
入力する項目
- 初期投資額($):運用初日に投じるまとまった資金です。
- 毎月の積立額($):毎月末に追加していく金額です。
- 年利(%):想定する年平均リターン。ツールはこれを12で割って月利に換算します。
- 投資期間(年):運用を続ける年数です。12を掛けて、複利計算を行う月数を算出します。
計算式の仕組み
まず、年利を月利に換算します:月利 = 年利 ÷ 12 ÷ 100。あわせて運用月数 = 年数 × 12を求めます。
$$FV = P\,(1+r)^{n} + \sum_{i=0}^{n-1} C\,(1+r)^{\,n-i}$$ $$\text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} P &= \text{Initial Investment} \\ C &= \text{Monthly Contribution} \\ r &= \dfrac{\text{Annual Return (\%)}}{1200} \\ n &= 12 \times \text{Years} \end{aligned} \right.$$初期投資額は、運用期間の全期間にわたって複利で成長します:\(P\,(1+r)^{n}\)。毎月の積立金は、それぞれ残りの月数だけ複利運用され、合算されます。元本合計は初期投資額にすべての積立金を足したもの、運用利益は最終資産額から元本合計を差し引いた金額です。
$$\text{Contributions} = \text{Initial Investment} + \text{Monthly Contribution} \times 12 \times \text{Years}$$ $$\text{Earnings} = FV - \text{Total Contributions}$$
具体例で見てみる
たとえば、$5,000からスタートし、毎月$200を積み立て、年利8%を想定して10年間運用するとします。
- 月利 = \(8 \div 12 \div 100 = 0.006667\)、運用月数 = 120か月。
- 元本合計 = \(5{,}000 + (200 \times 120) = \$29{,}000\)。
- 複利運用後の最終資産額は約$48,000。
- 運用利益は約$19,000 ── 投じた元本に上乗せされた増加分です。
よくある質問
毎月の積立金も複利で増えますか? はい。各積立金は、運用期間の終わりまで残された月数のあいだ複利で成長します。そのため、早い時期に積み立てたお金ほど大きく増える計算になります。
年利8%は保証されているのですか? いいえ。株式のリターンは年ごとに変動し、マイナスになる年もあります。このシミュレーターはあくまでプランニングのために一定の平均利回りを仮定しているため、結果は確約ではなく「目安」としてご活用ください。
税金や手数料は考慮されていますか? いいえ。表示される金額は税引き前・手数料控除前の数値です。投資信託などの手数料をざっくり織り込むには、想定する年利を少し低めに設定するとよいでしょう。また、運用益は国によって課税対象となる点にもご注意ください。日本では、上場株式等の譲渡益・配当には原則20.315%の税金がかかりますが、NISA口座を活用すれば非課税で運用できる場合があります。