D/Eレシオ(負債資本倍率)とは?
D/Eレシオ(負債資本倍率、Debt-to-Equity Ratio)は、企業の総負債を自己資本(株主資本)と比べる、財務レバレッジの代表的な指標です。会社の資金が「債権者からの借入」と「株主からの出資」のどちらにどれだけ依存しているかを示します。数値が大きいほど借入への依存度が高く、リターンとリスクの両方が増幅される傾向があります。一方、数値が小さいほど自己資本中心の保守的な資本構成だといえます。
この計算ツールの使い方
会社の総負債(短期・長期のすべての借入金や債務)と、自己資本(株主資本)(総資産から負債を差し引いた額。貸借対照表で確認できます)を入力してください。ツールがD/Eレシオ、同じ値をパーセント表示にしたもの、そして要約テーブルを即座に表示します。いずれの数値も、通常は最新の貸借対照表からそのまま読み取って入力します。
計算式の解説
D/Eレシオは次の式で求めます。
$$\text{D/E Ratio} = \frac{\text{Total Liabilities}}{\text{Total Equity}}$$
結果が1.0なら、負債と自己資本が同額であることを意味します。2.0なら、自己資本の2倍の負債を抱えている状態です。適正な水準は業種によって大きく異なり、電力・ガスなどの資本集約型の業界では高めになりやすく、IT企業などは低めに収まる傾向があります。
計算例
たとえば、ある会社の総負債が500,000ドル、自己資本が250,000ドルだとします。このときD/Eレシオは $$500{,}000 \div 250{,}000 = 2.0$$ つまり200%です。これは自己資本1ドルに対して2ドルの負債を使っていることを意味し、比較的レバレッジの高い状態だといえます。
よくある質問(FAQ)
D/Eレシオはどのくらいが理想ですか? 一般的には1.0〜2.0未満であれば健全とされますが、最適な範囲は業種に大きく左右されます。
マイナスになることはありますか? あります。自己資本がマイナス(負債が資産を上回る、いわゆる債務超過)の場合、レシオもマイナスになり、財務的に危険な状態を示します。
すべての負債を含めるべきですか? 標準的なD/Eレシオでは総負債を用います。アナリストによっては、有利子負債だけを使う「長期負債資本倍率」といった変形版を使うこともあります。