防犯カメラ容量計算ツールとは?
このツールは、IPカメラやNVR/DVRシステムで録画した映像を保存するために必要なハードディスク容量を概算するためのものです。映像のビットレート、1日あたりの録画時間、カメラ台数、そして映像を残しておきたい日数を入力するだけで、必要なストレージ容量がギガバイト(GB)とテラバイト(TB)の両方で瞬時に表示されます。計算の仕組みは世界共通なので、メーカーや機種を問わず、どんなカメラ・レコーダーでも利用できます。
使い方
入力する値は4つです。カメラの台数、カメラ1台あたりの平均ビットレート(メガビット毎秒=Mbps)、各カメラが1日に録画する時間数(24時間連続録画なら「24」、動体検知のみならそれより少ない値)、そして録画を保存しておく日数(保存期間)です。本ツールはこれらを掛け合わせ、ビットをバイトに変換して、現実的なディスク容量の目安を算出します。
計算式の解説
必要容量(GB)は、ビットレート(Mbps)× 1時間あたり3600秒 × 1日の録画時間 × カメラ台数 × 日数を求め、それを8で割ってメガビットをメガバイトに、さらに1024で割ってメガバイトをギガバイトに換算した値です。
$$\text{GB} = \dfrac{\text{bitrate}_{Mbps} \times 3600 \times \text{hours} \times \text{cameras} \times \text{days}}{8 \times 1024}$$
$$\text{TB} = \dfrac{\text{GB}}{1024}$$
ビットレートや解像度が高いほど映像は鮮明になりますが、その分ファイルサイズも大きくなります。そのため、画質と保存コストのバランスをどう取るかが、システム設計で最も重要な判断ポイントになります。
計算例
たとえば、4台のカメラがそれぞれ4Mbpsで24時間連続録画し、30日間保存する場合を考えてみましょう。計算は
$$\frac{4 \times 3600 \times 24 \times 4 \times 30}{8 \times 1024} = \frac{41{,}472{,}000}{8 \times 1024} \approx 5{,}062.5\ \text{GB}$$
つまり約4.94TBとなります。実際にはこの数値に少し余裕を持たせて、NVRに搭載するHDDの容量を決めるとよいでしょう。
よくある質問
ビットレートはどのくらいに設定すればいい? 一般的な目安は、1080pで約2〜4Mbps、4MPで約4〜6Mbps、4Kで約8〜12Mbpsです。圧縮方式(H.264かH.265か)や被写体の動きの多さによって変わります。
動体検知録画なら容量を節約できる? はい。「1日あたりの録画時間」を24ではなく、実際に動きがある推定時間(例:6〜8時間)に設定することで、イベント録画を想定した容量を試算できます。
表示されるGBは2進数(バイナリ)と10進数のどちら? 本ツールは2進数のGB(÷1024)を使用しており、これはOS(パソコンの基本ソフト)が表示する容量と同じ計算方式です。一方、HDD製品のカタログ表記は10進数のGBを使うため、「5TB」と書かれたドライブでも実際に使える容量はやや少なく表示されます。