MCPで接続 →

計算を入力してください

公式

広告

結果

計算血漿浸透圧
290
mOsm/kg
基準範囲 275〜295 mOsm/kg
計算式 2×Na + 血糖/18 + BUN/2.8 + エタノール/3.7

血漿浸透圧計算ツールとは?

血漿浸透圧とは、血漿中に溶けている溶質の濃度を表す指標で、単位はミリオスモル毎キログラム(mOsm/kg)です。本ツールは、一般的な検査値から「計算上の」浸透圧を推定します。なお、ここで用いる単位は米国で一般的な慣用単位(血糖・BUN・エタノールは mg/dL、ナトリウムは mEq/L)です。日本の検査値は血糖値が mg/dL と共通する一方、BUN や換算係数の扱いが施設により異なる場合があるため、ご自身の検査結果と照合する際は単位にご注意ください。基準範囲はおおむね 275〜295 mOsm/kg です。

使い方

患者さんの血清ナトリウム、血糖、尿素窒素(BUN)を入力します。エタノール値が分かっている場合は併せて入力し、なければゼロのままにしてください。計算結果として推定浸透圧が表示されます。この計算値を実測浸透圧と比較することで「浸透圧ギャップ(osmolar gap)」が得られ、メタノールやエチレングリコールといった測定されていない浸透圧物質の存在を疑う手がかりになります。

計算式の解説

計算式は $$\text{浸透圧} = 2 \times \text{Na} + \frac{\text{血糖}}{18} + \frac{\text{BUN}}{2.8} + \frac{\text{エタノール}}{3.7}$$ です。ナトリウムを2倍するのは、対になる陰イオン(主に塩化物イオンと重炭酸イオン)を考慮するためです。血糖を18で、BUN を2.8で割るのは、それぞれの分子量に基づき mg/dL を mmol/L へ換算するためです。エタノールは3.7で割ることで、その寄与分を mOsm/kg に換算します。

4つの溶質の寄与が合算されて血清総浸透圧になる棒グラフ
各成分(ナトリウム、グルコース、BUN、エタノール)が推定総浸透圧に加算されます。

計算例

Na = 140、血糖 = 90、BUN = 14、エタノール = 0 の場合:
$$2 \times 140 = 280;\quad 90 \div 18 = 5;\quad 14 \div 2.8 = 5;\quad 0 \div 3.7 = 0$$。合計は $$280 + 5 + 5 + 0 = 290 \text{ mOsm/kg}$$ となり、基準範囲内に収まります。

4つの検査値が浸透圧の結果につながるフロー図
入力値が式に取り込まれ、算出浸透圧が求められます。

よくある質問

浸透圧ギャップとは何ですか? 実測浸透圧から、この計算値を引いた差のことです。ギャップがおよそ 10 mOsm/kg を超える場合は、測定されていない溶質の存在が示唆されます。

なぜエタノールを含めるのですか? エタノールは浸透圧活性をもち、浸透圧ギャップ上昇のよくある原因です。そのため、飲酒・中毒の患者さんでは計算に加えることで精度が向上します。

これは診断ツールですか? いいえ。本ツールはあくまで教育目的の推定値であり、臨床判断や検査による実測の代わりにはなりません。

最終更新: